暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第46話 執着
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ってるのにレイナーレは未だ捕まってないことかしらね。まあこれは戦い方の違いかな? 部長や朱乃さんはパワー型だから一箇所に留まって攻撃してたんでしょうね。だからいつの間にか囲まれて捕まったと。一方レイナーレは2人ほどパワーはないから終始飛び回りながら攻撃してたんでしょうね。だからまだ捕まってなかったと。でも流石に疲労してるのか動きが鈍いわね。と思ってたらついにレイナーレの足首に触手が絡みついた!

「しまっ! きゃっ!?」

「レイナーレ!」

「イッセー! 助け……んぁああ!」

 捕まったレイナーレは一瞬にして縛り上げられ、「ジュブッ!」という音と共に胸にも触手が張り付いた。さらにジュワァァァという音をたてながら服も溶け出してる。どうやらあの粘液が服を溶かすみたいね。

 とまあそんな状況に直面した私と黒姉、白音は頭を抱えちゃった。せめてもう少し粘って欲しかったな。あの山での修行は何だったのか。そんな中龍巳だけは何故か瞳を輝かせていた。ってこの状況のどこにそんな要素が?

「リアルエロゲキタコレ!」

 あ、そういうこと。

「そんなこと言ってないで早く皆さんを助けて下さい!」

 そんなもうホントどこで教育を間違えたのか分からない状態の龍巳にアーシアは泣きついていた。でもアーシア、そんな大きな声を上げると……

びゅるるるるっ!

「ひぃっ!?」

 ほら言わんこっちゃない。キメラが私達に気付いて大量の触手を伸ばしてきた。このままじゃ私達も縛り上げられるわね。まあ……

「そんな事させるはずないんだけど」

 というわけで腰の七天七刀の柄から伸びる七本のワイヤーが自動迎撃、触手を斬り裂き始めた。もう七閃のカラクリバレちゃってるし、わざわざ抜刀の構えしなくていいよね。

「それじゃあまあ助けますか。私はここで安全地帯確保するから龍巳はイッセーと祐斗、黒姉と白音は捕まってる3人お願いしていい?」

「ん、分かった」

「じゃ、行ってくるにゃ」

「世話が焼けます」

 と言いつつ3人は皆を助けに行った。その間に私は私を中心に半径数メートルの円周上に10本ほどの七天七刀を突き刺していく。これでこの円の中にいる限りは触手は切り裂かれて近付いては来れないわね。そうして安全地帯を確保してすぐ、皆の首根っこを捕まえた黒姉たちが帰ってきた。

「み、皆さん大丈夫ですか!?」

 そこには息を上げている祐斗と鼻血の出し過ぎで貧血になりかけてるイッセー、それに服はボロボロ、体はヌトヌトにされた部長、朱乃さん、レイナーレが地面にへたり込んでた。そんな彼らにアーシアは駆け寄ると、特に怪我の多い祐斗とイッセーに回復の光を当てる。それにしても……

「何でしたっけ部長? 『ないと思うけど私達が危
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