暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第46話 執着
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が目覚めていればお兄ちゃんももう少し冷静だったかもしれませんけどね」

「まあ今回は運が悪かったかな? というわけで私達も行こっか。私達も戦う必要ありそうだし」

「は、早く行きましょう! 皆さんが、皆さんがぁ!」

 というわけで慌てるアーシアに引っ張られながら私たちは来た道を戻って高台から降りた後キメラのいる方向へ向かった。アーシアだけ大慌てだけど私達はのんびりしてる。いくらなんでもそんなすぐに負けることはないでしょうしね。

「皆さんもっと急ぎましょうよ! 早く行かないとイッセーさん達が!」

「大丈夫よアーシア。皆そんなすぐ負けるほどは弱くないだろうし、それに何かあったら黒姉と白音が仙術で気付くわよ」

「そうそう、今のところ皆まだちゃんと戦えてるからそんな心配しにゃくても……あ」

 ……え? 何その「あ」って?

「あ〜あ、部長が……あ、朱乃先輩もです」

「お2人に何があったんですかぁ!?」

 ついにアーシア、パニックの一歩手前みたいな状態になっちゃった。しょうがないので私達も急ぐことにする。例によってアーシアは黒姉にお姫様抱っこだけど。そしてついにキメラのいる開けた場所にたどり着く。そこでは

「うわぁ……」

 私はついそんな言葉が口から出ちゃった。だって

「こ、こら! 離しなさ……あんっ!」

「あらあら、エッチな触手さんですわね。あぁっ!」

「2人を離せ!」

「くそっ! キリがねぇ! 木場! 俺にも魔剣を1本、いや2本よこせ!」

「ああもうっ! ほんとしつこい! なんなのよもうっ!」

 そこには触手にがんじがらめにされ、服を溶かされて胸から生気を吸われてる部長、朱乃さんと、それを何とか助けようとする祐斗とイッセー、さらに上空を触手から逃げまわってるレイナーレがいた。思ったより早くに壊滅状態になったわね。

 ……それにしてもこのキメラ随分とエッチね。服を溶かせることにも驚きだけど、胸に張り付かせてる触手を「ジュボッ!」という音と共に粘液を引かせつつ胸から引き剥がしたかと思うと、また「ジュブッ!」という音と共に張り付かせてはそれを繰り返してるわ。その度に部長と朱乃さんは嬌声を上げてる。……もしかしてこのキメラ、楽しんでる?

 一方そんな状況でイッセーはというと部長と朱乃さんを助けようと必死に祐斗から受け取った刀型の魔剣を振り回してた。ちょっとばかりこの光景には驚いたわ。原作のイッセーならこんな状況になったら思考放棄して2人をガン見してたでしょうに。まあこっちのイッセーも戦いつつも鼻血をダラダラ流してるけどね。それにチラチラ2人を見てて注意力散漫だし。まあでも少しは原作より成長してるってことかな?

 それで最後に驚いたのは部長や朱乃さんは捕ま
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