第八十三話 死滅
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
闇慈はそれを一本一本正確に斬り裂いて行った。そして当然その触手は『生』を失った事により、霧散してしまう。
「俺のファングが・・・」
「余所見をしている暇があるのか?はあっ!!」
ズバシュッ!!!
はぐれ悪魔が呆然となっている間に闇慈は下半身を斬り裂いた。周りには鮮血が飛び散り、下半身は霧散してしまう。
「ぎゃあああああ!!!」
はぐれ悪魔が痛みでのたうち周っている間に闇慈はシャドゥ・ルーラーで影を操り、動きを縛る。そして【ダークネス・ハウリング】を放つ為に、両手と六枚の翼を一点に集中させ、魔力を集め始めた。
「放せ!!放せってんだよぉぉぉ!!畜生がぁぁぁ!!!」
「これで止めだ!!全てを深淵なる闇に引きずり込め!!ダークネス・ハウリング!!!」
闇慈は出来上がった球体に正拳を打ち込み、黒い極太のレーザーをはぐれ悪魔に放った。飲み込まれたはぐれ悪魔はそのまま消滅してしまった。そしてそのことを確認した闇慈はこう呟いた。
「輪廻の中で貴様がやってきたことを、省みることだな」
こうして小さな異変は闇慈の心の決断によって終局を向かえ、平穏な日々に戻った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ