第八十三話 死滅
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く奴らの表情は良かったぜぇぇぇ?死ぬと言う恐怖に煽られながら目の光が消えていく・・・ひゃーはははは!!!思い出しただけで笑いが止まらねえなぁぁぁ!!!」
その言葉とともに人肌だった体の色が紫色へと変わって行き、心と体も『悪』に染まって行った。
「何でだよ・・・何でアイツは人殺しを楽しそうに喋ることが出来るんだよ!?」
「道が外れてしまった悪魔と言うものはそう言うものよ、魔理沙」
「お姉様・・・フラン。何だか怖い・・・私も破壊する能力を持っているけど・・・あんなに笑う事なんてフランには出来ない」
外道的な言葉に魔理沙が声を張り上げるがレミリアが言い聞かせる。フランも全てを破壊するという能力を持っているが、あそこまで外道的には出来ないらしく、怯えていた。
「言いたいことはそれだけか?はぐれ悪魔」
「何だと?」
「今の言動ではっきりした・・・貴様は生きていくに値しない奴だと」
「ほざけぇぇぇ!!そんな鎌しか持ってねえ奴が俺様に勝とうなんざ、甘過ぎんだよぉぉぉ!!!」
はぐれ悪魔は再び闇慈を閉じ込めようとしたが、闇慈はそれを避けずに棺の中に閉じ込められた。
「なっ!?何やってるの!?あいつ」
霊夢にはその行動が理解できなかった。はぐれ悪魔は触手を伸ばし始めた。
「何だ?何だぁぁぁ?でかい口叩いた割にはあっけねえな!おい!!もう良いぜ・・・死ねよ」
「ああ・・・貴様がな」
闇慈が呟いた瞬間、憑依死神を発動させ、魔力を溜めたデスサイズ・ヘルで棺を叩き斬った。その棺は破壊させるとそのまま霧散してしまった。
「なん・・・だと!?俺様の・・・棺が一撃で壊された!?」
「お嬢様!!どういうことなのですか!?私でさえあの棺は簡単に壊す事が出来なかったのに!!」
咲夜を初め、レミリア以外は驚愕に満ちた表情を浮べていた。そしてレミリアはゆっくり説明を開始した。
「セイクリッド・ギアと言うのは、ごく一部人間の体に存在する規格外の力のことを言うのだけど、あのはくれ悪魔が出していた触手と棺もセイクリッド・ギアの力よ。でも・・・彼の持つ力はそれより遥か上に存在するわ」
「あの厄介な触手や棺より高ランクなのか!?」
「ええ・・・使い手によっては神をも殺す事が出来る力、ロンギヌスの一つ・・・ありとあらゆる『生』を斬り裂き、『死』を導く鎌【デスサイズ・ヘル】よ。その力は【ノスフェラトゥ】・・・つまり【不死】すらも斬り裂き、殺す事の出来る程よ」
それを聞いたレミリア以外の人は空いた口が塞がらない程、驚愕していた。
「てめえの鎌が・・・デスサイズ・ヘルだと!?認めねえ!!そんなこと認められっかよーーー!!!」
はぐれ悪魔が触手を闇慈に向かって一斉に伸ばしたが、
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