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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百八十六話 七柱の神々
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御主ならば絶対に道を開ける。ではな」
「また御会いしましょう」
「それでは」
こうしてバランもまた去った。そうしてであった。
冥王星を前にして。タケルはマーグに対して言った。
「兄さん・・・・・・」
「私を兄と呼ぶならばだ」
マーグもまたタケルに対して返してきた。
「来るのだ」
「来いというのか」
「そうだ、来るのだ」
そうしてそのタケルに告げた言葉は。
「全ての決着をつける」
「全ての」
「私が死ぬか御前が死ぬか」
今のマーグはこう考えていた。
「どちらかだ」
「どちらかでもない」
しかしタケルはそれは違うという。
「どちらでも」
「ではどうだというのだ?」
「何度も言っている。俺は必ず兄さんを取り戻す」
そうだというのである。
「必ずだ。兄さんは俺の」
「それはないがな。それではだ」
これでマーグはモニターから消えた。そうして姿を消した。後に残ったタケルは。
「俺は」
「ええ、行きましょう」
アスカがタケルに声をかけてきた。
「お兄さんと取り戻しね」
「アスカ・・・・・・」
「いい、皆」
シンジだけでなく全員に言うアスカだった。
「何があってもね。マーグさんをタケルさんのところにね」
「本気ね」
「この時を待っていたのよ」
こうまでレイに返すアスカだった。
「だから。冥王星に」
「わかったわ」
レイもアスカのその言葉を受けて頷いた。
「それじゃあ」
「よし、それで」
「それなら」
こうして全員で向かわんとする。その中でレイも言うのだった。
「私も」
「綾波もなの?」
「タケルさんの願いを叶えたい」
そうだというのである。
「絶対に」
「そうなんだ」
「あれだけの想いは必ず」
こう言ってタケルのゴッドマーズを見るのだった。
「叶わないといけないから」
「いけないんだ」
「だから」
だからこそだというのである。
「私も」
「そうだ」
刹那も頷くのだった。
「俺は今まで」
「今まで?」
「人の心があそこまで強いとは思わなかった」
そうだったのだ。彼もだ。
「一途な。あそこまでだとは」
「そうね」
それにノリコも頷いた。
「タケルさんのことは聞いていたけれど」
「そうね」
それに頷くのはユングだった。
「実際に見たら凄いわね」
「けれど。あの心は」
カズミも彼を見ていた。
「きっと。何かを成し遂げるわ」
「まずは心だ」
タシロも言うのであった。
「心があってこそだ。だからこそだ」
「そうですよね。それじゃあ」
「諸君!」
そのタシロの言葉だ。
「いざ冥王星へだ!」
「はい、それじゃあ!」
「今こそ!」
「行きましょう、タケルさん」
ルリが彼に声をかけてきた。
「お兄さんを取り戻しに」
「うん、ル
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