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第二十八話 会合
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ンやインプは入れないって事なのか?リーファさん」

「リーファで良いわよ。シルフ領では他の種族は攻撃出来ないけど、逆はアリって事なの」

「別に構わねぇよ。俺達はそこいらの連中に遅れを取るほど柔じゃねぇし、全員がPKしてくる訳でもねぇんだろ?それにリーファがいるから俺はシルフを信じるぜ」

初めて会った他の種族をここまで気遣ってくれるリーファを見たシュウはシルフの連中はそれ程まで危険な奴等ではない事を心の中で言い聞かせたみたいだった。
リーファはシュウの信頼してくれている心に感謝の念を抱いていた。そして二人の実力は先ほどの戦闘をみていたため大丈夫だと取ったのかスイルベーンまで案内することにした。

「じゃあ、スイルベーンまで飛ぶよ」

リーファは左手にコントローラーを出さずに緑色の羽を出した事にシュウは尋ねた。

「ん?飛行にはコントローラーが必要な筈じゃないのか?リーファ」

「ああ。ちょっとコツが必要な飛行なんだよね、これ。キリト君、シュウ君。ちょっと後ろ向いてくれないかな?」

「あ、ああ」「了解だ」

キリトとシュウは言われるがままにリーファに背を向ける。するとリーファは二人の背中に手を触れた。

「今触ってるの分かる?」

「ああ」「分かるぞ」

「ここん所から仮想の骨と筋肉が伸びてると想定してそれを動かすの」

(仮想の骨と筋肉をイメージ・・・それを動かす)

シュウは眼を瞑り、イメージを頭の中で思い浮かべながらそれを試みると・・・

バッ!!

とシュウの羽が大きく広がった。それを感じ取ったシュウは地面を思いっきり蹴ると大空に飛び上がった。シュウはそのまま旋回、降下、上昇などの基本動作の練習を始めた。

「これは便利だが慣れるのに時間が掛かりそうだな・・・。んで、キリトはまだ来ねぇのか?」

シュウがキリトの心配をし始めた同時に・・・

「うわあああぁぁぁ!!!!」

叫び声と共にキリトが森から飛び出てきた。
シュウは「おいおい」とその姿を呆然と見ていると後からリーファとユイが飛び出して来た。

「シュウ君!!キリト君は!?」

「It's there(あそこだ)」

そして見たのは情けない悲鳴を上げなら飛行を制御出来ずに大空を飛び回っているキリトだった。

「と、止めてくれぇぇぇ!!!」

その姿にシュウはリーファとユイと顔を見合せると同時に笑い声を張り上げた。

「ぷっ!!あははははは!!!」

「ご、ごめんなさいパパ。面白いですー!」

「あはは!!こいつは傑作だな!!」

そして三人でしばらく笑い合うとリーファがキリトを止めた所で飛行訓練が始まった。
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