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第二十八話 会合
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に続ける。
「それと、スプリガンとインプが何でこんな所をうろうろしてるのよ?」
「・・・単刀直入に言うぞ」
シュウは少し眼を細めながら、シルフの女の子に向き合うとその娘も少し身構える。しかし還ってきた返答は・・・
「道に迷った」
至ってシンプルな返答だった。それを聞いた女の子は我慢出来なかったのか笑い声を張り上げる。
「ぷっ・・・あはは!!スプリガンの領地はもっと東でしょ?インプはもっとその先よ?方向音痴にも程があるよ」
「「・・・悪かったな、方向音痴で」」
キリトとシュウは恥かしかったのか顔を背ける。
二人はバグによってこんな所に飛ばされた事は伏せて置く事にしたみたいだった。
「でも、お陰で助かったわ。私は【リーファ】って言うの。よろしくね」
シルフの女の子・・・リーファが自己紹介をするとキリトとシュウも続けて自己紹介をする。
「俺はキリト。んで、こっちがユイだ」
「んで、俺はシュウ・・・よろしくな?リーファ」
三人はそれぞれ握手を交わすとリーファが今後の予定を聞いてきた。
「キリト・・・君。シュウ・・・さん。この後どうするの?もし良かったらお礼に一杯奢るわ」
「別にさん付けで呼ばなくて良いぜ?俺もリーファって呼ばせてもらうからよ?そっちの方が親しみ易いってモンだ」
リーファはキリトの事を【君付け】で、シュウの事は【さん付け】で呼んで来た。
キリトのアバターはリーファと同年代の様に見えていたため【君付け】で呼んだみたいだが、シュウのアバターは少し年上を思わせるような体格をしていたためリーファは【さん付け】で呼んだみたいだったがシュウは普段通りに接して良いと言い聞かせると・・・
「そう?なら・・・シュウ君って呼んで良いかな?」
「君付けってのは少し気になるが・・・リーファがそう呼びたいって言うならそれでOKだ」
リーファは親しい人とは呼び捨てで呼んでいるみたいだが、初見の人を呼び捨てにするのは嫌っているみたいだった。
そして二人のやり取りを聞き終えたキリトが口を開く。
「それは良かった。ちょうど色々教えてくれる人を探してたんだ。特に・・・あの樹の事について」
「あの樹?【世界樹】の事」
「まあな。俺達はあの樹に用があるからな・・・」
シュウとキリトの眼は世界樹に向けられていたがその表情は険しく、目つきは鋭かった。
「それならちょっと遠いけど北のほうに中立の村があるから、そこまで飛びましょう?」
「あれ?スイルベーンって街のほいが近いんじゃないの?」
キリトがそう口を挟むとリーファは呆れ顔になると説明を始める。
「ほんとに何も知らないのねぇ。あそこはシルフ領だよ」
「ん?と言う事はスプリガ
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