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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百八十一話 傭兵
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               第百八十一話 傭兵
金星に向かうロンド=ベル。彼等の進撃は順調だった。
「今のところはね」
「ああ」
「敵は来ないわね」
「何かあれだぜ?」
ゼオラとアラドが話をしていた。
「金星の前に大きな小惑星があってな」
「それを基地にしてるのね」
「ああ、メキボスさんの話だとな」
そういうものがあるとゼオラに話すのだった。
「そこに軍がいるらしいぜ」
「それじゃあそこに辿り着くまでは」
「敵はいないみたいだな」
そう話すのだった。
「どうやらな」
「つまりそこで最初の決戦になるわね」
オウカが二人の話に入って来た。
「金星に入る前のね」
「そうですね」
彼女の言葉にラトゥーニが応えてきた。
「そしてそこを足掛かりにして金星に」
「間違いなく激しい戦いになるわ」
「そうですね。それは」
「間違いなく」
ゼオラもアラドもその言葉に頷いたのだった。
「それじゃあこの戦いでまずは基地を手に入れて」
「そこから」
「そうなるわ。その基地は」
「既にメキボスから場所を教えてもらったよ」
万丈がオウカに応えてきた。
「もうね」
「そうなの。早いわね」
「こういうことはどんどん進めていかないとね」
こう言って微笑む彼だった。
「そしてそこにはね」
「はい」
「他にもわかってるんですか?」
「ゲストの戦力の三割がいるらしい」
今度は戦力についての話だった。
「どうやらね」
「三割ですか」
「結構いますね」
「半分でもいれば僕達に対抗できたんだろうけれどね」
万丈は今度はこんなことを言った。
「三割じゃね。確実に勝てるね」
「そうですね。大体戦力でバルマーの二個艦隊程度ですよね」
「そっからあのヘルモーズやズフィルードがいないとなると」
「あの三人の将軍の誰かがいてもまず問題はないよ」
万丈はそう分析していた。
「もっとも援軍が来るかも知れないけれどね」
「それでも一気に攻めて」
「勝てますね」
「その通りだよ。それじゃあね」
さらに言う万丈だった。
「行こうか」
「はい、わかりました」
「それじゃあ」
こうしてロンド=ベルはまずその金星上空に浮かんでいる基地に向かった。その頃その基地にはロフがいた。そうしてそこで言うのであった。
「ロンド=ベルが来るがだ」
「はい」
「それはもう聞いています」
部下達が彼に応えて言う。既に総員配置についている。
「我々の戦力でまずは」
「彼等を迎え撃つのですね」
「そうだ。だが」
ここでロフの顔が苦いものになった。そのうえで言うのであった。
「援軍を要請したのだがな」
「それはどうなったのでしょうか」
「ゼゼーナン司令は今ある戦力だけで戦えとのことだ」
「何っ、それではです」

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