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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百八十一話 傭兵
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しません」
だからだというのである。
「同じであればそれだけ」
「そうだね。言われてみればね」
万丈も納得した顔で彼の言葉に頷いた。
「同じならね」
「左様でございます。では万丈様」
「うん」
「これからダイターンの整備とワックスがけにかかります」
まさに彼の日課である。
「ですから私はこれで」
「いつも済まないね、ギャリソン」
「それは私の仕事でございます」
さりげなくプロフェッショナルなものも見せる彼であった。
「ですから。お気遣いなく」
「そう。だったらね」
「では。お任せ下さい」
こう言ってその場から姿を消す彼だった。しかし入れ替わりに。
「あっ、ナタルさん」
「その格好どうしたんですか!?」
「一体」
「ナタルさん!?」
万丈は声がしたその方に顔を向けた。するとだった。
そこにナタルと皆がいた。そのナタルの格好は何と。
「何でメイド服なんだろう」
万丈はそのナタルの格好を見て首を傾げさせてしまった。今の彼女はカチューシャまで付けて黒と白の見事なメイド姿になっているのである。
「一体あれは」
「何でその格好なんですか?」
「負けたのだ」
こうフレイに困った顔で返していた。
「ラミアス中佐にだ」
「マリューさんにって」
「一体何が」
「カードで遊んでいた」
それだというのである。
「それに負けた方がだ」
「メイドになるって」
「そんな勝負していたんですか」
「私は断るつもりだった」
幾分言い訳めいた口調になっていた。
「だが。押し切られてな」
「それでだったんですか」
「それで」
「これはかなり恥ずかしい」
実際に顔を真っ赤にさせてしまっている。
「どうしたものだ、これは」
「まあ負けたのなら仕方ないじゃないですか」
「そうそう、それだと」
「それに」
「それに?」
ここで周りの皆の声に応えるのだった。
「それに。何だ?」
「似合ってますよ」
「そうよね、これはね」
「かなりね」
これが周りの意見であった。
「スタイルいいから余計に」
「可愛いし」
「何着ても似合うじゃないですか」
「お、大人をからかうな」
その顔をさらに真っ赤にさせて言うナタルだった。
「私はだ。別にだ」
「別に?」
「どうかしたんですか?」
「好きでこんな格好をしているわけではない」
これは本音である。
「こんな格好はだ。とても」
「けれど本当に似合ってますよ」
ユリカが楽しく笑いながら言う。
「ナタルさんって本当に可愛いですから」
「可愛いか」
「はい、とても」
それはしっかりと言うのだった。
「奇麗ですよ」
「そうなのか」
何故かユリカに言われると少し違うナタルだった。
「ならいいがな」
「奇麗」
ステラも言ってきた。

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