暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十八話 ディカステス
[11/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。
「ウェンドロ!これでどうだ!」
「ぐうっ!」
「これが人間の力だ!」
万丈はここで高らかに言った。
「わかったかウェンドロ!」
「つ・・・・・・強い・・・・・・」
流石に彼も今は笑っていなかった。苦悶の表情である。
「強過ぎる・・・・・・」
「それだけじゃない」
万丈はここでまた言った。
「僕達の力は力だけじゃない」
「で、でも・・・・・・」
ウェンドロは最後まで彼等の話を聞いていなかった。
「その力・・・・・・」
「その力?」
「その力が銀河を滅ぼすんだ」
こう言うのである。
「所詮君達は癌なんだよ」
「それだというんだね」
「そう、地球にとっても」
その最後の言葉は。
「宇宙全体にとっても・・・・・・」
ディカステスが爆発して消えた。後には何も残っていなかった。
万丈はここで。こう言うだけだった。
「何もわかっていなかったな」
「はい、その通りでございます」
ギャリソンが彼に応えた。
「あの方は。御自身が神だと思っておられました」
「それこそが問題なんだ」
ウェンドロ自身がだというのだ。
「神と思い込み全てを支配し管理できると思ったその時にね」
「それこそが銀河も宇宙も滅ぼします」
「ウェンドロこそがそれだったんだ」
万丈は言いながらそれまでウェンドロがいた空間を見ていた。もうそこには何もなかった。
「それが自分では何もわかっていなかった」
「見ようともしれはいませんでした」
「傲慢な神」
また言う彼だった。
「それが今滅んだんだ」
「今それにより」
「インスペクターとの戦いも終わったね」
「はい、今」
「ただ」
しかしだった。ここで万丈の目が寂しいものになった。
「メキボスは惜しいことをしたね」
「全くでございます」
「おいおい」
しかしだった。ここで声がしてきた。
「勝手に死んだことにされちゃ困るぜ」
「手前幽霊か!」
「化けて出たな!滅殺してやる!」
「成仏しろ」
それを聞いて最初に反応したのはオルガ、クロト、シャニの三人だった。
「一度死んだんだ!大人しくあの世に行け!」
「この世にそんなに未練があるのかよ!」
「あの世に本当に行け」
「だから生きてるんだよ」
いい加減メキボスも切れてきた。
「運がよかったぜ」
「何っ、あんた生きてるのかよ」
「死んだら面白かったのに」
「残念だ」
「あんた達に言われたくはねえな」
流石に不死身とさえ言われる彼等に言われては面白くなかった。
「とにかく何とか五体満足だしな」
「へえ、そりゃまた凄いね」
万丈はそれを聞いて楽しそうな笑顔になった。
「五体満足だなんてね」
「まあな。グレイターキンのダメージはな」
ここで愛機の話もした。
「またもう一機造りなおさないといけ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ