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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十七話 対決四天王
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もな」
「あの四人も全員います」
その彼にナタルが報告する。
「どうやら彼等にしても」
「まさに正念場というわけだな」
「はい、それでは」
「全軍攻撃用意」
命令は一つしかなかった。
「いいな、それではだ」
「了解です」
アドレアが応える。
「それでは」
「さて、ここで勝利を収めれば」
ヘンケンはラーディッシュを前進させながら述べた。
「また敵が一つ減るな」
「そうですね。それは大きいです」
ナタルもそれはよくわかっているのだった。
「実に」
「それではだ」
こうして彼等は戦いに入った。またしてもロンド=ベルとインスペクターの戦いがはじまったのであった。両者の決戦がこの月において。
インスペクターは数を頼んで幾重にも防衛ラインを敷いていた。しかしであった。
第一ラインはあっさりと退けられてしまった。
「どけっ!」
忍が吠える。断空砲を放ってそれで敵機をまとめて撃墜する。
そうしてであった。今度は断空剣を抜いて敵を切り倒していく、まさに獣神だった。
「手前等が幾らいてもな!」
「あたし達の敵じゃないんだよ!」
沙羅も叫ぶ。
「まずは一つだね!」
「そうだ、この調子で行くぞ」
雅人と亮もいた。第一ラインはあえなく突破された。
そして第二ラインもだ。また突破されたのだ。
「くっ、僅か二分でか」
「突破されたな」
メキボスはそれを見てヴィガジに応えた。
「あっという間だな」
「忌々しいことにな」
ヴィガジはこう言って歯噛みさえしていた。
「どうする?ここは」
「守り抜くしかないな」
メキボスはまたヴィガジに告げた。
「とりあえずはな」
「そうだね。忌々しいことにね」
アギーハは歯噛みしていた。
「今の状況はね」
「・・・・・・・・・」
「ここに来ればだ」
ヴィガジはその目を鋭いものにさせていた。
「我々も相手をしなければならないな」
「そうなれば容赦はしない」
メキボスもそのつもりだった。
「いいな、敵をまとめて倒すぞ」
「サンダークラッシュを使うつもりだな」
「そうだ」
まさにそうだというのである。
「いいな、やるぞ」
「わかった。ではその時はだ」
「頼んだよ」
「・・・・・・・・・」
「とにかく勝たないと意味がないからな」
メキボスはまた言った。
「さもないと奴等を宇宙に出してしまうことになるからな」
「そうだな。しかしメキボス」
ここでヴィガジが首を捻るのだった。
「地球人は果たして本当に野蛮で好戦的なだけなのか」
「そうだね。それはね」
アギーハもここで言う。
「何か違うみたいだね」
「ウェンドロ様の御言葉を疑うわけではないが」
ヴィガジはそれは否定した。しかしであった。
「どうも無闇に野蛮な存在ではないのは間違いない」
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