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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百七十話 コロニー攻撃
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しに向かった。その頃そのシェラスコレストランでは。コープランダー隊が集まって食べながら話をしていた。
食べているのは当然シェラスコだ。次々に切られて皿の上に置かれていくその肉を食べながらだ。彼等はあることを話していた。
「じゃあピートさん、じゃなかったミスター」
「ああ」
神宮寺はマリの言葉に応えていた。
「言っておくがハーロックでもないからな」
「先手を打ってきたわね」
「何か言われそうだったからな」
そこは読んでいた神宮寺だった。
「それで何だ?」
「ゲストの軍が負けたらしいわね」
彼女が問うのは戦局についてだった。
「バルマーのホワイトスターを攻めて」
「そうらしいな」
じんぐうじはその言葉に応えて述べた。
「大軍を送り込んだのはいいが」
「もっと多くの迎撃を受けたらしいわね」
「それで敗れた」
そのことはもう知っている彼等だった。
「結果としてな」
「何か凄いみたいですよ」
猿丸もここで話に入ってきた。
「七隻のヘルモーズがいて」
「えっ、七隻もかい」
洸はそれを聞いて驚きの声をあげた。
「それはまた凄いな」
「それを主軸としたバルマー軍の反撃を受けてです」
「敗れたのですね」
「はい。ですが」
今度は麗に応えながら述べる猿丸だった。
「軍の損害はそれ程ではありません」
「そうなのですか」
「大体二割を失った程度です」
それだけだというのである。
「かなりの数が健在です」
「負けを見て大人しく引き下がったというところだな」
「おそらくは」
こう神宮寺にも述べた。
「ですからゲストはまだまだ余力があります」
「そうだな。それは間違いないな」
それは神宮寺もわかっていた。
「まだ力はある」
「はい」
「それにしてもバルマーだな」
神宮寺は彼等について警戒の色を見せていた。
「七隻のヘルモーズか」
「確かそれぞれの艦隊の旗艦でしたね」
麗もこのことはよく知っていた。過去の戦いからだ。
「その核にあのマシンがいる」
「ズフィルード」
マリがその名を口にした。
「あれね」
「はい、つまり今彼等は七機のズフィルードを持っています」
「厄介だな、それはまた」
洸はそれを聞いてつい顔を顰めさせてしまった。
「あんなのが七機もかい」
「かつてのバルマー戦役と同じだな」
神宮寺はその時のことを思い出していた。
「そうなると」
「しかもですよ」
猿丸はさらに言うのであった。
「あの時は一個艦隊でしたし火星もそうでした」
「けれど今は」
「はい、七個艦隊です」
マリに対してこのことを言った。
「敵の方面軍全部が来ています」
「銀河辺境方面軍がか」
洸がまた言った。
「全部来たんだね」
「つまり奴等も本気だ」
神宮寺は簡潔に述べた。

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