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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十九話 荒ぶる星神
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「そんな・・・・・・」
彼女の悲しい言葉に言葉を失いそうになったキョウスケとエクセレンだった。
そしてその間に。シュテルンレジセイアのあちこちから火が噴いていた。
「理解不能・・・・・・」
「いよいよか」
「そうね」
皆その彼を見て言う。
「遂にだな」
「滅びるのね」
「何故だ・・・・・・」
彼は最後までわかっていなかった。
「私は新たな」
「何かさ」
「そうだね」
ラリアーはティスの言葉に頷いた。
「デュミナスをね」
「思い出したわ」
二人は悲しげな顔で今潰えようとしているデュミナスを見ていた。そうして言うのだった。
「新たな生命を。人間を創れなかった」
「それは思うようにはできないものなのに」
デスピニスも呟いた。
「それなのにわからなかったのね」
「理解不能」
まさに彼はわかっていなかった」
「何故だ・・・・・・我は」
これが最後の言葉だった。彼は大爆発と共に消えた。後には何も残ってはいなかった。
そして僅かに残っていたアインスト達も全て消えたのだった。
「消えた」
「ああ、そうだな」
リュウセイがアヤの言葉に頷いた。
「これでな」
「終わったのね」
「それにしてもね」
エクセレンがここでアルフィミィに微笑みながら声をかけてきた。
「私だけをさらったのが失敗だったね」
「えっ」
それを聞いてはっとした顔になる彼女だった。
「どういうことですの?」
「それはこういうことよ」
笑いながら話す彼女だった。
「新しい生命を誕生させる」
「そのことにですの」
「それなのに女の私しか調べないんだもの」
彼女が言うのはこのことだった。
「それで人間なんか出来る筈ないじゃない」
「それは」
「!?ということは」
ニナがそれで気付いた。
「アインストには」
「人にとって全く当たり前のことを知らなかったのね」
モーラも言った。
「つまりは」
「あれだけの力を持っていたのに」
それを言ったのはラーダだった。
「彼等はそのことを知らなかった」
「そして気付かなかったのね」
ニナはまた言った。
「そうだったのね」
「つまりは」
カナンも考える顔になっていた。
「彼等も欠陥品だったのね」
「そういうことを考えられないとなると」
クインシィも言う。
「そうなるのか」
「それだけではないでしょうね」
今言ったのはリツコだった。
「彼等は」
「それはだ」
ここまで聞いたキョウスケが述べた。
「遥か太古より」
「太古より?」
「地球を監視してきた者達の最期には相応しくないかも知れないな」
こうエクセレンに告げるのだった。
「これは」
「そうなのかしら」
「俺はそう思う」
少なくとも彼はそうだった。
「どうにもな」
「そうかも知れな
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