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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十八話 『かつて』と『これから』
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敵を粉砕しながら親友に応えた。
「ここが正念場だな!」
「その通りです」
まさにそうだと返す彼だった。
「こここそがです」
「ならよ。潰してやるぜ!」
言いながら実際に接近してきたアインストを拳で吹き飛ばした。
「最後にな!」
「私もです!」
ボルフォッグはその手裏剣を放った。
「これで!」
「そうよ、派手に潰しまくってやるぜ!」
「私達だって!」
「ルネ姉様、行きましょう」
「勿論だよ」
ルネは言われる前に既に敵の中に踊り込んでいた。光竜と闇竜がそれに続く。
「二人共遅れるんじゃないよ!」
「はあい!」
「わかってます、お姉様!」
「アインストの言ってることはね」
そしてルネはこうも言った。
「正直よくわからないところが多いよ」
「そうよね。結局」
「あまりにも抽象的で」
「けれどね」
それでもなのだった。
「その言ってることはね」
「言ってることは」
「どうだというのですか?」
「あたしにはあまり好きになれないものだね」
そうだというのである。
「どうもね」
「そうよね。結局自分勝手に世界を滅ぼすんだし」
「結果として他の組織の幾つかと同じです」
「あたし達にはあたし達の世界があるんだ」
ルネはそれを言うのだった。
「それを勝手に潰されてたまるものか。そうだろ?」
「ええ、確かに」
「その通りです」
彼女達もその考えだった。
「だからこそなのね」
「彼等と戦うと」
「勝つよ」
そして戦うからには、だった。
「いいね、それで」
「わかったわ、ルネ姉ちゃん」
「それでは!」
「このまま突き進むよ!」
言いながらその剣でアインスト達を切り裂いていく。妹達の助けを受けながら。
そして四人もだった。果敢に戦っていた。
「氷竜!」
「わかっている炎竜!」
「雷龍、ここでだな」
「そうだ、やろう風龍!」
彼等も周りの敵にこれでもかと攻撃を浴びせていた。
「狙いを定める必要はない!」
「このまま倒していくだけだ!」
「そして勝ち」
「世界を守る!」
彼等はその為に戦っていることを自覚していた。
そして遂にであった。アルフィミィに接近した。
「これで終わりよ!」
エクセレンのヴァイスリッターが彼女のマシンに狙いを定める。
「決めるわ!」
攻撃の暇は与えなかった。一気に撃った。
その一撃が貫いた。致命傷なのは明らかであった。
「これで終わりね」
「そうだな」
キョウスケもそれを見て述べた。
「間違いない。これでな」
「ええ、確かに」
「やはり」
その撃ち抜かれたアルフィミィ外ってきた。
「私では・・・・・・駄目ですのね」
「人を」
あちこちから火を噴く彼女のマシンを見ながら言うエクセレンだった。
「それも私をベースにしても」
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