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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十八話 『かつて』と『これから』
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を言っている場合はだ」
刹那も言うのだった。
「それはまやかしであることが殆どだ」
「そうなんだ」
沙慈が刹那の今の言葉に突っ込みを入れた。
「そうした場合は」
「そうだ。哲学でも文学でもそうだ」
刹那は言う。
「それは大帝まやかしを誤魔化しているだけなのだ」
「じゃあアインストも」
「そう思っていい」
断言であった。
「少なくとも聞かなくてもいいものだ」
「そうなんだ」
「御前達の目的が何であろうともだ」
キョウスケも言う。
「ここで退くわけにはいかん」
「やはり」
アルフィミィもここで話を一旦切ってきた。
「不純物は排除しなければなりませんのね」
「来い」
キョウスケもそれを受ける。
「倒す、いいな」
「元に戻しますの」
アルフィミィはこう表現した。
「何もかもを」
「出た!?」
「レーダーに反応!?」
アムロが察したと同時に命が叫んだ。
「敵です!」
「来たか!」
「じゃあよ、これで決めてやらあ!」
こう言った彼等の前に巨大なアインストが幾つも現われた。無論普通の彼等もだ。カチーナがその彼等を見てそれで言うのだった。
「あのでかいのが」
「物凄い数ですよ」
ラッセルがカチーナに告げてきた。
「百はいますよ」
「アインストレジセイア」
アルフィミィがその名を告げてきた。
「それですの」
「くっ、つまりはだ」
キョウスケが歯噛みしながら呟いた。
「奴等も働き蜂だ」
「つまりはだ」
「そうね」
レオナがタスクの言葉に頷く。
「さらに上のアインストがね」
「いるってことだな」
「そうだな、アルフィミィ」
ここでまた彼女に問うキョウスケだった。
「その通りだな」
「私達は」
アルフィミィはそれに応えるようにして言ってきた。
「新しい生命を模索していたんですの。それが」
「完成したというのか」
ゼンガーがそれに問うた。
「つまりは」
「そして」
レーツェルも続く。
「御前を含むアインスト達はだ」
「!?」
「その為の実験だったのだな」
「それは・・・・・・」
「そう考えるのが妥当だ」
アルフィミィに否定はさせなかった。
「そうなる理屈だ」
「いいえ、それは」
「!?これは」
エクセレンは今の彼女を見て気付いた。
「あの娘、何か」
「どうした?何かわかったのか」
「ええ、感じたわ」
こうキョウスケに答えて述べるのだった。
「揺らいでるわ」
「その心がか」
「そうよ。感じたわ」
それをだというのである。
「それは間違いないみたいだな」
「新たな生命の礎」
アルフィミィはそれでも言う。
「それが誕生すればこの宇宙は」
「それではだ」
キョウスケはエクセレンの言葉を受けたうえで彼女に告げた。
「見せてもらおう
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