暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十七話 彼方への扉
[7/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なさい!」
「決める」
キョウスケはそのまま突進する。
「これでだ」
「キョウスケ、どうしてもですの」
「そうだ」
はっきりとした声で答えた言葉だった。
「貴様を倒す」
「そういうわけにはいきませんの」
言いながら彼女もあの悪霊を思わせる攻撃を仕掛けてきた。
「ですから私も」
「来たわ、キョウスケ」
「わかっている」
エクセレンに冷静に返す。
「だが。恐れることはない」
「恐れることはない」
「そうだ。奴のことはわかった」
こう言うのだった。
「それならばだ。恐れることはない。それに」
「それに!?」
「見切った!」
その攻撃を左に動いてかわした。
「私の攻撃を!?」
「貴様の動きはわかった!」
ここで言う彼だった。
「ならば恐れることはない。行くぞ!」
「うっ!」
そうして一気に拳を打ち込んだ。それは彼女を機体ごと吹き飛ばしたのだった。
「ああっ!」
「これならばどうだ」
あらためて彼女に問うた。
「もう一撃で貴様を」
「やはり」
かなりのダメージなのは間違いなかった。その中で彼女はこう言うのだった。
「急ぎ過ぎましたのね。それに」
「えっ!?」
ここでクスハが感じ取った。
「力が急に弱まった」
「ああ、間違いない」
それはブリットも感じ取った。
「やはりダメージのせいか」
「鍵が揃わなければ」
こう言って姿を消す。
「それまで時間稼ぎを御願いですの」
「消えたか」
ブリットはそれを見届けて言った。彼女とその巨大なアインストは姿を消した。
「また」
「ええ。けれど」
「そうだな。アインスト達はまだ残っている」
僅かだがまだ残っているのであった。
「それに」
「シャドウミラー、来るぞ」
今言ったのは凱だった。
「南からだ。いいな!」
「ええ、わかったわ!」
「それならまず!」
アインスト達の残党の相手をした。
そうしてだった。敵をさらに倒す。そのうえで南から来るシャドウミラーの軍勢を迎え撃つ。
彼等は全力で向かって来る。またしても激しい戦いに入った。
「どうしてもというのだな」
「そうだ」
ヴィンデルがギリアムに答える。
「御前達の力を手に入れそのうえでだ」
「そうか」
「これが最後通告だ」
ヴィンデルはロンド=ベル全体に告げてきた。
「我等と共に来い」
「それに答える必要があるのか」
カイがそれに言い返す。
「答える必要はだ」
「それが返答だというのだな」
「そうだ」
まさしくその通りだった。
「戦いを止めるのならともかくだ」
「それを広げることに何の意味がある」
ギリアムの言葉も険しかった。
「そのことにだ。何の意味がある」
「前にも言った筈だ」
しかしヴィンデルもまた言う。
「人間の歴史は戦いの歴
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ