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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十七話 彼方への扉
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モンとアクセル、ラミアとの戦いもまた。
「今だ!」
「わかった!」
二人の息が合った。
「まずは俺が仕掛ける!」
「行くといい!」
「行くぞこのソウルゲイン最大の技」
「来るのね」
「そうだ。見せてやる!」
言いながらだった。
「リミット解除!」
言いながら力を溜める。そうして一旦跳び無数の青い光を放った。
「くっ!」
「行くぞ!」
さらにそこから突進しこれでもかと攻撃を浴びせるのだった。
「コード麒麟!」
吹き飛ばしそのうえで止めの一撃を放った。
そうしてであった。次はラミアだった。
「よし、これで!」
「決めろラミア!」
ラミアに声をかけるアクセルだった。
「これでだ!」
「わかっている!」
ラミアも渾身の攻撃を放った。それは。
ライフルもミサイルもこれでもかと放つ。それで吹き飛ばされていたラミアを撃つのだった。
止めは。
「ハルバートランチャー!」
巨大な砲を出しそれで撃つ。
それで決まりだった。勝負は決した。
「ここまでね」
レモンはその断末魔の中で述べた。
「まああれだけ長いこと戦争してここまで生きられただけでも上出来ね」
「そう言うのね」
「ええ、そうよ」
こうエクセレンに返すのだった。
「最後に教えてあげるわ」
「何だというの?」
「向こう側の貴女の御両親はね」
彼女のことだった。
「軍のとあるプロジェクトに参加する技術者だったのよ」
「そうだったの」
「そうよ」
まずはこう語ったのだった。
「機動兵器と」
「それと?」
「それに乗る人造人間を造り出す為のね」
「そうだったの」
それを聞いて頷くエクセレンだった。
「じゃあ私は」
「シャトル事故で貴女が死んだ時」
その時の話もするのだった。
「貴女の御両親はね」
「私の遺体を使ってなのね」
「そうよ。それとプロジェクトのマテリアルを使って」
まさにそれだった。
「貴女を再生させようとしていたのよ」
「そして貴女は」
「そうだったのよ」
弱々しい微笑みでの言葉だった。
「記憶と人格は完全には戻らないで」
「そして貴女に、なのね」
「私は人間に近いだけだったのよ」
「そんな・・・・・・」
ラミアはそれを聞いて唖然となった。
「レモン様、貴女は」
「アクセル、貴方は知らなかったわよね」
「どうでもいいことだ」
だがアクセルはこう返したのだった。
「御前は人間だ」
「そう言ってくれているのね」
「御前の心は人間だ」
また言うアクセルだった。
「だからだ。御前は人間に他ならない」
「有り難う」
その言葉を聞いて微笑んだレモンだった。
「そう言ってくれて」
「それでだ」
「もう・・・・・・」
「ええ、もうね」
微笑みは寂しいものになっていた。
「これ
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