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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十七話 彼方への扉
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指示が伝えられる。
「そして戦うぞ!」
「了解!」
「こいつ等と最後の戦いだ!」
こうしてシャドウミラーとの最後の戦いがはじまった。ロンド=ベルは街を出て一直線に向かう。そうしてシャドウミラーと正面からぶつかった。
エクセレンとレモンが。まずぶつかった・
「レモン」
「どうしたのかしら」
「貴女と話す機会はこれが最後になるかしら」
「おそらくね」
微笑んで彼女に返すレモンだった。
「貴女とはもっと別の出会いをしたかったわね」
「そうね。それはね」
エクセレンも微笑んでそれに返す。
「けれど。今となってはね」
「一つ言っておくわ」
ここでエクセレンは彼女に言ってきた。
「まだそうとは限らないわよ」
「それはどういうことかしら」
「貴女達が投降するのなら」
それを勧めるのだった。
「まだ機会があるわよ」
「残念だけれど」
しかしであった。レモンはこう返すのだった。
「言葉だけ受け取っておくわ」
「そうなの」
「ええ。私達はね」
そして言うのだった。
「私達の理想を成就するしかないもの」
「そうね」
それを聞いて寂しい微笑みになったエクセレンだった。
「貴女達はそうだったわね」
「それに」
レモンの言葉は続く。
「戦争なくして私という存在はなかったわ」
「そこまで言うのね」
「そうよ。戦いがあったからこそ」
そして言うのであった。
「あの人とも出会えた」
「一緒にいる気はないのね」
「貴女ならわかる筈よ」
また微笑んでエクセレンに言ってみせたのだった。
「それもね」
「そうね。確かにね」
「可能性が見たかったのよ」
今度はこんなことを言ってみせたのだった。
「私はね」
「可能性が?」
「そうよ。こちらの世界で」
その言葉とは。
「私達は自分の理想を成就させられるのかどうか」
「それだけ?」
「後はラミア達が」
彼女達もなのだった。
「何処まで成長するのかもね」
「あの娘がなのね」
「そうよ。貴女と出会ったこともまた」
「有り難う」
それは素直な微笑で受けたエクセレンだった。
「そう言ってくれて」
「さあ、来て」
戦場とは思えない優しい声だった。
「そして私を倒しなさい、エクセレン」
「ええ」
「最後の戦いよ」
「W17、そしてアクセル=アルマーよ」
「博士・・・・・・」
「これで最後にする」
二人はヴィンデルと対峙していた。ギリアムもいる。
「あの連中に何を吹き込まれた・
「吹き込まれてはいません」
「その通りだ」
だがラミアとアクセルはこう答えた。
「殺し合い奪い合い壊し合う世界」
「それを維持する理論は間違っている」
二人は言うのだった。
「だからです」
「俺達はロンド=ベルに戻った」
「戻ったというのか」
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