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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十七話 彼方への扉
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            第百六十七話 彼方への扉
 次の日だった。もう来たのだった。
「シャドウミラーです!」
「来たか!」
「もうなの!?」
「四方八方に展開しています!」
ジャクリーヌが全員に連絡する。
「数は」
「どれだけだ?」
「十万です」
それだけだというのである。
「十万で来ています」
「そうか、十万か」
それを聞いてまず頷くシナプスだった。
そうしてだった。ジャクリーンにさらに問うた。
「総員いけるか」
「はい、今すぐに」
「よし、ならばだ」
それを聞いてすぐに断を告げた。それは。
「総員出撃せよ!」
「はい!」
「わかりました!」
こうして全軍出撃した。最早キールは完全に包囲されていた。
「おいおい、海も空もかよ」
「用意周到と言うべきかな」
カイとハヤトが話す。
「逃げ場所はないってわけか」
「戦うしかないか」
「ある意味わかりやすいってな」
スレッガーは余裕の笑みを見せていた。
「じゃあやることは一つだな」
「戦うぞ。いいな」
リュウも言う。
「全員でだ」
「来ました」
セイラはその様子を冷静に見ていた。
シャドウミラーは来た。全軍だった。
「一斉にです」
「なら対処は楽だ」
妹の言葉を聞いてクワトロが述べた。
「まとめて倒せばいいだけだ」
「その通りね」
クェスが彼の今の言葉に頷く。
「それじゃあ」
「ファンネル!」
ギュネイが最初に攻撃を放った。それで敵をまとめて倒す。
それが合図となり戦いがはじまった。ロンド=ベルは自然に円陣を組んでいた。
「このままだ!」
「防げ!」
「大丈夫だ!」
口々に言いながら戦いをはじめていた。
ロンド=ベルはあらゆる方角から来る敵を防いでいた。敵は一斉に襲い掛かる。だがその攻撃を受けてもロンド=ベルが崩れるところはなかった。
「こうした戦いってのはな」
「僕達の趣味じゃないけれど」
「それでも」
オルガ、クロト、シャニがそれぞれ言う。
「敵はどいつもこいつも潰してやるぜ!」
「さあ、来い!」
「天国に送ってやる」
「何っ、天国か」
彼等の今の言葉に驚いたのは共にいるイライジャだった。
「この連中が天国と言うのか」
「あれっ、何かおかしいか?」
「僕達が天国って言うって」
「何かおかしいか?」
「絶対におかしいだろうが」
これが彼等の返答だった。
「御前等が言うのは地獄じゃないのか?」
「まあ地獄って言うの好きだけれどな」
「僕達も人間ができてきたんだよ」
「だから天国だ」
「そうなのか」
それを聞いていささか納得するイライジャだった。
「まあそれならそれでいいが」
「さあ、どんどん来やがれ!」
「天国が御前達を待ってるぞ!」
「楽しいぞ」
こうしていつ
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