アインクラッド編
回想――別れ
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は弱くなる
仲間に頼って、今の強さを保てなくなる
それは、この世界では死と同義なんだ
わたしが死ぬだけなら良い
けど、サチ達まで危険に晒すわけにはいかない
昨日の事件、わたしがちゃんと情報を教えいたら未然に防げた
あんな怖い思いをみんなに味あわせることにもならなかった
わたしのせいでみんなが死ぬのには耐えられない
ごめん
こんなの言い訳だ
本当はわたしが怖いだけなんだ
みんなの命の責任を負う覚悟がないだけ
けど、もう一度、ちゃんと考えて欲しい
〈月夜の黒猫団〉全員で
命を失う危険がある前線に、攻略組に参加するのかどうか
わたしがいない状況で、もう一度考えて欲しい
・・・・・・ごめん、そろそろ時間がなくなりそうだ
やっぱりもう少し長く録音できるやつを買えば良かったかな・・・・
まあ、言いたいことは殆ど言えたからいいかな
・・・・じゃあ、最後に
わたしは〈月夜の黒猫団〉のみんなと出会えて、短い時間だけど一緒に戦えてよかった
ありがとう
さよなら
またみんなが攻略組を目指すのなら、またその時に会おう
サチは〈月夜の黒猫団〉のみんなに記録結晶のことは教えず、メッセージでキリトから伝言を預かっていると嘘をついた。
そして、〈月夜の黒猫団〉はキリト抜きでも攻略組を目指すことをもう一度誓った。
そんな時、前線ではアルゴを経由して凄まじい量の第24層迷宮区マッピングデータが攻略組に提供された。
次の日には無事、フロアボス攻略に成功。
それが、キバオウ率いる〈アインクラッド解放隊〉が壊滅する2週間前の出来事だった。
キリトとサチ。
2人が再会したのは、それから約半年後のことだ。
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