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SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
最後の戦い
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あああああ!!」



                     *


「くらえ、レノン!!《アメンラー・インティカ》ぁああああああ!!!」
「《プトレマイオス・メテオリバー》――――――ッ!!」
「《桜吹雪・千の型》!!」
「《スターバースト・シューティンガー》!!」
「《サジッタ・ドライヴ》!!」

 それぞれの持ちうる最高級のソードスキルで、レノンを打つ。

「ゴァアアアアアアアアアアアアア!!!」

 黒い瘴気が打ち払われ、そこに残ったのは、小さな、赤い竜だった。

「……終わったな」

 シャノンが呟くと同時に、全員がそこに倒れこんだ。


「あとは……頼んだぜ、セモン」


                     *
 


 その最後の44撃目は……ハザードに……秋也に、届かなかった。
 代わりに、《イモータル・オブジェクト》の表記が記される。そして、秋也の苦し紛れの反撃も、セモンに……清文に、届かずに、やはり《イモータル・オブジェクト》の表記に阻まれた。

 よく見ると、先ほどまでレッドゾーンだったHPも、いつの間にかフル回復している。

「これは……」
「……!!そんな、兄さん!!」

 二人が茅場とキリトの方を見ると、しかしそこには、ポリゴン片のかけらと、キリトの剣と、アスナのレイピアが残るのみだった。


「……キリト」



 セモンの呟きに重なるように、機械的な声が響く。
 
『ゲームは、クリアされました。プレイヤーの皆さんは、順次ログアウトされます』


 うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

 

 歓喜の叫びがアインクラッドを揺らした。
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