使徒大戦
第二章
2.02
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いたかのように、再びコアの表面が波立った。精密な彫刻のような造形美。もちろん、その女神のような美貌は、惣流・アスカ・ラングレーのものだ。
「ア、アスカ! よかった無事だったのね! でもどういうことなの? なんで初号機に?」
リネンを体に巻き付け、ゆっくりとブリッジに降りようとするアスカ。
その手をとり、優しくエスコートしながらシンジはミサトの疑問を遮った。
「その答えはここじゃちょっと。あまりにも機密にふれる話だと思うので……」
「うっ……」
そう言われてしまえば、ミサトには何も言えなくなってしまう。確かにケージでは防諜設備などない。
「今後のこともありますし、確認したいこともたくさんあります。父さんたちと早急に話しあいたいので……連絡をとってもらえますか」
もちろん、このケージの様子をモニターしていないはずはない。ミサトが連絡せずとも、すぐ司令室から二人の呼び出しがかかった。
「とりあえず、出頭は着替えてからになりますね……。その間にミサトさんとリツコさんも出席できるように許可をもらっておいてください」
そう言ってアスカの手をひいて、チルドレン控え室に向かうシンジ。
取り残された形になったミサトは思わずあっけにとられて、あらあら〜なんかいい雰囲気じゃない? なんて悠長なことを考えていた。
……続く
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