暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 フェアリーダンス
さすらいのフリーター
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の中の1つ、N社の倉庫へと向かう
事務所でタイムカードを押してロッカー室へ、中には十数名の作業員が黙々と作業着に着替えている
「うぃ〜っす」っと挨拶すると「うっす」、「うぉ〜っす」、「うぇぃっす」
十数人いるのに挨拶する奴は3人だけ、腐ってやがる・・・
着替え終わったら事務所で朝礼、朝礼とはいっても今日の入荷予定数、出荷予定数等を
所長なるオッサンが喋るだけだ

エレベーターに乗って俺の担当する5Fの作業場へ移動
フロア内ところ狭しとレーザープリンターが並んでいる
商品名は「Laserium C800 カラーレーザープリンター」
1分間に800枚のフルカラー印刷ができる業務用の高級機種である、価格は298,000円
1台辺りのグロスウェイトが40キロ、こいつをパレットの上に4台ずつ5段に積み上げるのが俺の仕事だ
バイトリーダーが指示をだす「遠藤さんは4段目と5段目の積み込みをお願いします」
4段目と5段目の意味を説明しよう
レーザープリンターは箱に入っていて、こいつが1辺50cmの箱なのだ
つまり4段目というのは1.5m、5段目が2mの高さになる
俺は身長が185cmとわりかし長身なので、高い位置に荷物を積み上げる担当にされているというわけだ
ついでに言うと体重は90キロ、大学院まで柔道をやっていて3段をもらっている
一応は筋肉質でデブの認識は無いつもりだ

延々と1台40キロのプリンターを積み上げる仕事が続く、12:00になって昼休み
1Fの休憩室に降りてフレッシュランチの弁当を食し、携帯でネットを閲覧していると
N社の社員がやってきた
「午後になったら3人ほど4Fのヘルプに入ってくれないかな?」
誰も返事をしない、腐ってやがる
とはいえ気持ちはわかる、普段と違う仕事をさせられるのは正直言って面倒くさい
「誰かいってくれない?」とN社の社員
しょうがねーなと思い「じゃあ俺行きますよ」と答える
すると「あ、遠藤さん行くんですか、じゃあ俺も行きます」とバイト仲間の吉永君
「じゃあ俺も行きます」と角田君
「ありがとう、遠藤さん、吉永君、角田君よろしくね、13時になったら4Fに来て」とN社の社員

なぜ俺だけ遠藤さんと「さん」付けで呼ばれるかというと、別にリーダー格だからではない
俺の容姿・体格が怖いからだろう
確かに身長185cm、体重90キロ、筋肉隆々で柔道3段とか普通に考えたら怖いはずだ
一応大学院卒のインテリゲンチャンなつもりなんだけどね〜
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