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真剣で軍人に恋しなさい!
『武神VS軍神』?
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いる……相殺? 無理無理。んな事したら手、持って行かれるし

ガキィンッ!

まるで金属同士がぶつかり合うような音をたてる両者の拳と拳……それに百代のテンションは更に高まってきていた

「さあどうした! もっと来い司桐!」

「だが断る! って言えればラクなんだけどなっ!?」

眼前を足が掠った……危ねぇ、頭持って行かれるとこだった……

「ほう…反応速度は上々らしいな……だが!」

百代は司桐との距離を一瞬の間に詰め――

「待ってたさ……百代姉さん」

数センチ後方に下がり、体全体を後ろに回すようにしつつ、そのまま振り切る――!!

「何っ!?」

百代が警戒した時には既に遅く、司桐のサマーソルトキックの直撃を喰らう

「グッ!?」

「悪いね…『気』、使わせてもらうよっと!」

手を銃の用な形を作り、指先に気を集中させる……そして、放つ

「ッ!?」

百代のすぐ脇を通り、後ろの壁に小さな穴が空く
しかし百代は驚愕の表情をした……何故なら

「お前、何で……『気』が使える……?」

鷹槻司桐は、気 が使えないはずだった

「いんや〜、ヒュームの親父っさんにしごかれてな……うん、何度死にかけた事か……」

少なくとも5、6回は走馬燈を見た……人間じゃねえよアノ人

「ふ、ふふふっ……」

百代は突然不適な笑い声をこぼしはじめた

「なら遠慮は要らないなぁ! 司桐、互いに上り詰めようか!」

ヤッベ……姉さん完全に上がって制御困難状態……これ、ゲームじゃないけど詰んだな
大和、骨は拾って置いてくれよ

「両者、そこまでじゃっ!!」

突如、鉄心が二人の間に入り込み、攻撃を止める。その行動に百代の顔が一気に不機嫌なものへと変化した

「なんだよジジイ! 私と司桐の時間を奪うなよ!」

「これ以上やっても決着がつかなそうなのでな……それに陽が落ちてきておる。残念じゃがここまでじゃ」

鉄心さん……goojob!

「ブーブー! ジジイ、ハゲジジイ!」

姉さんは不機嫌MAX(?)だし……あ、こういう時って確か――

「姉さん、後で俺の部屋に来るよ〜に! んでは銭湯行ってくる!」

母さんから習った事は言ったし、銭湯行こ
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