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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十四話 混戦
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えるぞ」
「ただ。反応弾や他のミサイルが使えないのが」
「少し困りますね」
ミシェルとルカはそれがいささか不満だった。
「まあ贅沢は言っていられませんね」
「今は守りですよね」
「その通りだ。敵の数は確実に減ってきている」
オズマはバルマーのマシンを一機撃墜したうえで述べる。
「堪えていればいい」
「そういうことですね」
「それなら」
「敵の数半分になりました」
アルトが言った。
「バルマーの方はです」
「ゲストはどうだ?」
「今は六割残ってます」
それだけだというのである。
「何とか減ってきましたね」
「そうだな。どちらが先に撤退してくれるかだな」
「そういうことですね」
アルト達は戦い続ける。他の者達もだ。タケルもまたゴッドマーズで東から殺到してくるそのバルマーの大軍を相手にしていた。
剣を縦に横に振るい切り裂いていく。その中で見ているのは。
「兄さん!」
「やはりいたか」
マーグを見ているのだった。
「まだわかってくれないのか、まだ」
「わかるわからないもない」
冷たい言葉で返すマーグだった。
「私はバルマーの司令官だ。それだけだ」
「その通りです」
ロゼが彼の横から告げてきた。
「貴方はバルマー帝国軍銀河辺境方面軍司令官であります」
「そうだね」
「はい、そうです」
まさにそれだというのである。
「ですからあの様な者の戯言に気を取られないことです」
「わかっているよ」
ロゼの今の言葉に対して微笑んで応えるマーグであった。
「それはもうね」
「はい。それでは」
「一度ロンド=ベルに総攻撃を仕掛けよう」
そうするというのである。
「ここはね」
「総攻撃ですか」
「我が軍の消耗が激しい」
彼はそれも見ているのだった。
「このままだとただ消耗するだけだ」
「はい、今は四割にまでなっています」
「これ以上消耗を続けるよりは」
こう言うのである。
「一撃で決めてしまおう」
「わかりました。それでは」
「全軍突撃態勢に入れ」
マーグは指示を出した。
「そして一気にロンド=ベルを突き崩しゲストも一緒に叩く」
「はい、それでは」
「兄さん、何故わかってくれないんだ」
攻撃命令を出す兄にまだ言う弟だった。
「どうして。俺の言葉が」
「タケル、気持ちはわかるがだ」
レイがここで彼に言ってきた。
「今はその時じゃないということだ」
「その時じゃない」
「そうよ、絶対にお兄さんを取り戻せる時は来るから」
ミレーヌも彼に言うのだった。
「諦めないで、絶対に」
「絶対に」
「おうよ!諦めたらそれで終わりだ!」
バサラは言いながらその手にあるギターを奏でる。やはり今も赤いバルキリーに乗っている。
「だからよ。俺の歌を聴いて踏ん張れ!」
「そうだ
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