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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十三話 アクセルの決断
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「一つにになるのですが」
「どうしたんですか?カナンさん」
「いえ、私です」
つい間違えてしまった彼女だった。
「この前ははぐれ外道とも言っておられましたが」
「御免なさい、何か感じが似てるから」
だから間違えてしまうというのだった。
「特にカナンさんとは」
「正直それは私も否定しませんが」
それでもあまり嬉しくなさそうである。
「私はキムですのね」
「ええ、わかったわ」
「それでタータ王女」
今度は彼女が間違えてしまった。
「・・・・・・すいません」
「ううん、いいわ」
つい苦笑いになる遥だった。
「お互い様だから」
「声は複雑ですね」
「そうね。何につけても声ね」
二人はこのことを嫌になるまで実感してもいた。
「とにかく。今はドイツに腰を据えてだけれど」
「そのドイツ料理ですが」
「どうかしたの?」
「ジャガイモが随分多いのですね」
彼女が言うのはこのことだった。
「話には聞いていましたがこれ程までとは」
「それがドイツ料理ですが」
そのドイツ人のエレナの言葉である。
「ジャガイモは主食ですよ」
「それとパンなのね」
「はい、そうです」
まさにそうしたものであるとはいうが。
「けれどどちらかというとやっぱり」
「ジャガイモなの」
「美味しいですよね、ジャガイモ」
「そうね」
ジャガイモと聞いて微笑む遥だった。
「身体にもいいしね」
「はい。ですからどんどん食べましょう」
「ただ」
しかしだった。ここでキムは言うのだった。
「一つ思うことは」
「何かあるのですか?ジャガイモに」
「そのドイツ料理のジャガイモだけれど」
彼女が言うのはこのことだった。
「バターをたっぷりつけたり揚げたりするけれど」
「他にも一杯ありますよ」
「どれも。結構以上にコレステロールが気になる料理ばかりで」
「コレステロールですか」
「それにソーセージにベーコンで」
ドイツ料理の定番である。
「そして飲むものは」
「はい、ビールです」
やはりそれであった。
「ビールは最高の飲み物ですよ」
「痛風にならないかしら」
それを心配しているのだった。
「そんな料理だと」
「痛風ですか」
「だから。そうした料理でビールだから」
キムの言葉は続く。
「それにドイツの男の人って」
「むっ!?」
レーツェルがそれに反応する。
「私のことか」
「はい。御言葉ですがドイツ人の男性は」
「そうね」
遥も今のキムの言葉に真剣な顔で頷く。
「髪の毛がかなりね」
「そうですよね。食べるものに関係があるのでは」
「気のせいだと言っておこう」
そういうことにしてしまおうとするレーツェルだった。
「それはな」
「禿か」
ここで言ったのはユウナだった。
「確かに食べ
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