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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十二話 アクセル=アルマー
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アーチボルトが連れて来たその三人のマシンを見て怪訝な顔になっていた。
「何だっていうの?」
「動かないなんて」
「只の飾りとも思えないし」
「何を考えている」
ラミアもその三人を見て目を顰めさせていた。
「アーチボルト、貴様は」
「さて」
ゼンガーの剣をかわし時折牽制を出しながらだ。アーチボルトは言うのだった。
「これでいいですね」
「いいというのか?」
「はい」
そうだとレモンに述べるのだった。
「今はこれでいいです」
「ラーニングさせていたのか」
こう察したレモンであった。
「まさかとは思うが」
「さて」
ここでもあえて答えないアーチボルトであった。
「それよりもです。戦力の消耗が深刻なものになってきました」
「わかっている」
それはもう言うまでもないと返すのだった。
「それはな」
「それでは」
「全機撤退する」
この指示を出すのだった。
「これでだ」
「はい、わかりました」
返答するその声は恭しいものではあった。
「それでは。これで」
「またすぐにロンド=ベルに攻撃を仕掛ける」
今はこう言うだけのレモンであった。
「すぐにだ」
「では私もその時は」
今は大人しく撤退するアーチボルトであった。しかしここでの戦いは終わった。
ミュンヘンの戦いは終わりアクセルは姿を消した。しかしだった。
「アーチボルト、一体」
ラミアが険しい顔で思索に耽っていた。
「何を考えているのだ」
「おそらくはだ」
ここで言うゼンガーだった。
「あの三人に我々のことをラーニングさせている」
「そうね」
それはラミアも察していることだった。
「だから今は何もしなかったのね」
「そうだな。だが次はわからない」
「ええ」
ゼンガーの今の言葉に頷くラミアだった。
「次ことはね」
「次の戦いが何処になるかはわからない」
ゼンガーはこう言いもした。
「しかしだ」
「ええ。あの三人」
今言ったのはアヤカだった。レイヴンではなかった。
「不気味なものがあるわね」
「エキドナとエクセルがいなくなってもだ」
またラミアが言ってきた。
「シャドウミラーの戦力はまだ残っている」
「その通りです」
ラトゥーニがその言葉に頷く。
「それはまだこれからです」
「何だよ、それってよ」
それを聞いてたまりかねたように言ったのはキーエンス=バゥアーだった。
「折角何かいけるかって思ったのによ」
「アインストもシャドウミラーもな」
アルフレドも言う。
「まだまだ力が残っているということだな」
「そういうことですね。それにしても」
セランは考える顔になっていた。
「あの三人の少年の感じですが」
「ああ、そうだね」
オルセンは妹の今の言葉に頷いた。
「アラド君と似てるよね」

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