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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十一話 己の信じるものの為に
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のだ」
「それは何にもならないわ」
だがここでラミアが言った。
「アクセル、貴方もそれはわかっている筈よ」
「何っ!?」
「私はわかった。そんな世界には何もない」
こう言うのだった。
「そして」
「何だというのだ?」
「貴方も私と同じ考えを持っている」
こうも言ってみせるのであった。
「間違いなく」
「何故そう言える」
「それなら何故まずアインストを狙うのか」
彼女が指摘するのはそこであった。
「それよ。貴方は私達をまず攻めなかった」
「ふん、作戦のうえだ」
「私達を狙わずに。それこそが何よりの証拠」
「作戦だと言っている」
「それなら私をまず倒し破壊する筈」
「・・・・・・くっ」
アクセルの言葉が止まった。
「違うかしら。それこそが何よりの証拠よ」
「何を以ってそう言う」
「今ナンブ大尉と私がここにいる」
彼女とキョウスケがというのだ。
「その私達を真っ先に倒さずに後に回すのはその考えに躊躇があるからよ」
「・・・・・・後だ」
そう言われても今は向かおうとしないアクセルだった。
「貴様は後で倒す」
「やはりそうするのね」
「キョウスケ=ナンブ、ラミア=ラヴレス」
彼等の今の名前で呼んだ。
「後で決着を着ける」
「今はアインストを!」
「ええ!」
「わかってます!」
早速そのアインストと戦闘に入った。
「それなら・・・・・・!」
「やらせてもらう!」
「全軍シャドウミラーはまず無視しろ!」
ダイテツが指示を出す。
「いいな」
「言われなくともだが」
リーが彼の言葉に応える。
「しかしだな」
「しかしって艦長さんよ」
「まさか」
それと聞いたアラドとゼオラが彼に問うた。
「連中とやりたいのか?」
「今ですか?」
「本音はそうしたいと思っている」
それは隠さないリーだった。
「しかし。今はその時ではない」
「三つ巴は避けるってことかよ」
「そういうことですね」
「その通りだ。シュバイツァー少尉」
「私ですか?」
「そうだ。君はドイツ系だったな」
名前からすぐにわかることを問う結果になっていた。
「今はベルリンだが」
「はい」
「後で観光案内をしてもらいたい」
こう言うのであった。
「いいか、それは」
「あの、艦長申し訳ないですけれど」
「どうした?」
「私ベルリンのことあまり知らないんですよ」
こう彼に告白したのだった。
「すいません」
「何っ、ドイツ人だというのにか」
「確かにドイツ人です」
それは彼女も認めるところだった。
「けれど孤児でスクールに入ってましたから」
「ではドイツのことは」
「はい、知りません」
そういうことだった。
「ベルリンだけじゃなくて」
「実は前のベルリンでの戦いの時も」
あのシ
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