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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十一話 己の信じるものの為に
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クターの右側面に広範囲に攻撃を浴びせた。それでその数を大きく減らさせた。
そうしてだった。そこから突っ込む。これでインスペクターの軍勢は総崩れになった。
「このままやってやれ!」
「まずはインスペクターよ!」
彼等は勢いに乗ってさらに攻撃を仕掛ける。インスペクターにそれを止めることは最早不可能だった。
「ヴィガジ」
「わかっている」
ヴィガジはメキボスの言葉に応えた。
「ロンド=ベルだな」
「こんなことを言っている間に今率いている軍の三割を失ったぞ」
「今四割いったわよ」
アギーハが言ってきた。
「このままじゃ五割もすぐよ」
「くっ、どうするかだな」
「・・・・・・・・・」
ここでシカログが無言で出て来た。
「シカログが行くってさ」
「そうか、行ってくれるか」
ヴィガジはアギーハの代弁を聞いて頷いた。
「では頼むぞ」
「あたしも言っていいかい?」
アギーハはここで自分も名乗りを挙げた。
「ロンド=ベルの奴等の相手にね」
「おい、それはまずいぜ」
だがそれはメキボスが止めたのだった。
「前線は俺達が頑張ってるから何とかなってるな」
「ええ」
「正直シカログに行かれるだけで辛いんだよ」
彼等にしろ苦しい戦いなのである。シャドウミラーと戦うだけでも手が一杯だったのである。
「それで御前まで行ったらな」
「それじゃあずっとここで動くなってことかい?」
「そこまでは言わないがな」
メキボスはそこまで強制する人間ではなかった。
「それでもだ。二人抜けると前線はもたんぞ」
「ちっ、そうかい」
「そうだ。ここは自重しろ」
こうアギーハに告げるのだった。
「わかったな」
「わかったよ。しかし」
「どうした?」
「やっぱりロンド=ベルを先に叩くべきだったかね」
アギーハはこう忌々しげに言った。既にシカログがロンド=ベルに向かっている。
「そうするべきだったかね」
「いや、それでも同じだな」
しかしメキボスはこう言う。
「結局はあの連中にやられる」
「つまり奴等が最大の敵ってわけかい?」
「そうかもな」
彼はその可能性を否定しなかった。
「少なくとも手強くはあるぞ」
「そういうことだね」
「まずいな」
今度はヴィガジが言ってきた。
「損害が五割を超えた」
「遂にか」
「ロンド=ベルの勢いが止まらない」
その損害の殆どが彼等によるものなのだ。
「このままでは七割にも達するぞ」
「ちっ、下がるべきか?」
メキボスはここでこの選択肢を述べた。
「ここは」
「そうだね。それもいいんじゃないかい?」
アギーハもそれに同意した。
「一分ごとに一割やられてるんじゃ話にならないよ」
「シカログ」
「・・・・・・・・・」
そのシカログがグレイターキンのモニターに出て来
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