暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百六十話 キョウスケとエクセレン
[15/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しくない例えだニャ」
今度はクロだった。
「ええ」
そしてそれに頷くラーダだった。
「そうよ」
「何なの?これって」
「何の検査?」
「どちらがカトル君に似てる声でどちらが私に似てる声なのかのね」
それだというのである。
「正解よ。その通りよ」
「ああ、声で」
「それなの」
皆これでわかったのだった。
「それなら確かに」
「ずっとここにいないとわからないことね」
「だから検査に使ったの」
だからだというラーダだった。
「その結果正解よ。異常ないわ」
「心配かけて本当に御免ね」
エクセレンが皆に謝ってきた。
「本当にね」
「いえ、いいですよ」
「そうそう」
しかし皆微笑んでそれはいいとしたのだった。
「中尉が無事なら」
「もうそれだけで」
「そう言ってくれるの」
皆のその言葉が心に沁みた。
「有り難う」
「そしてだが」
ここでキョウスケが言ってきた。
「後は御前がさらわれた理由とアインストについてだが」
「何かわかるか、中尉」
「それが」
だがここでエクセレンは首を捻るだけだった。
「向こうに行ってた時のことあまり覚えてなくて」
「そうなんですか」
「それは」
「そうなのよ」
珍しく困った顔になるエクセレンだった。
「ちょっとね」
「それではだ」
ギリアムが問うた。
「あの自己とアインストの関連性はだ」
「あのこと話したの?キョウスケ」
「ああ」
エクセレンの言葉に答えるキョウスケだった。
「それはな」
「これはあくまで俺の予想だが」
ギリアムが話してきた。
「御前達が乗っていたシャトルに衝突したのは」
「ええ」
「それは?」
「エアロゲイターの偵察機ではなくあインストだったのではないのか?」
こう言うのであった。
「それはな」
「しかもだ」
今度はキョウスケが言った。
「何故御前なのだ?」
「私がって?」
「何故御前を操った。俺ではなく」
「ううんと」
少し考えてからこう言ったエクセレンだった。
「無愛想な能面男より若い美女の方がとか?」
「真面目に考えろ」
「御免、わからないわ」
こう答えるしかないエクセレンだった。
「ちょっとね」
「その事故とアインストに関係があるのなら」
ラーダが言う。
「大尉が操られていてもおかしくなかったわね」
「だが俺には手出しをしなかった」
キョウスケはこのことを告げた。
「裂けていた」
「それに私達も」
「だよな」
「つまり」
ラーダは皆の話も聞いて一つの答えを出した。
「アインストには人を思いのままに操れる力はないのね」
「そうですね」
「それは」
皆もそれは察した。
「おそらく」
「ないですよね」
「けれど」
ここで言ったのはシルヴィアだった。
「私感
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ