第百六十話 キョウスケとエクセレン
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。
「どうなのか」
「ええ、それじゃあ」
「中尉」
サラも来て彼女に問う。
「大丈夫ですか?」
「どうなのかしら」
「まだ頭がぼうってするけれど」
こうラーディッシュの医務室で二人に答えるエクセレンだった。
「けれど大丈夫よん」
「そう、よかった」
「それなら」
「お肌の張りももサラちゃんと同じ位だし」
「私ですか?」
「貴女とは前から他人の様な気がしなかったのよ」
楽しそうに笑ってそのサラに言うのだった。
「どういうわけかね」
「それは私もですけれど」
実はサラのそうなのだった。
「何故かはわからないですけれど」
「診察の結果異常はなしよ」
リツコが皆に話した。
「後はラーダの方で何もなければ」
「そっちはあまり自信がないけれど」
「けれど私は何となくわかります」
サラが言ってきた。
「これはニュータイプとかそういうのじゃなくてですね」
「感覚としてなのね」
「はい、やっぱり自分みたいに思えますから」
だからだというのだった。
「いつもの中尉です」
「そうね。それは間違いないわ」
ネメシスもそれは認めた。
「エクセレンよ、間違いなくね」
「そうね、確かにね」
「しかし。それにしても」
ここで横からファングが話す二人を見て呟いた。
「博士とメネシスもどちらがどちらなのかわかりにくいな」
「確かに」
「御二人も」
彼のその言葉に頷く一同だった。
そしてだった。ここでギリアムが言った。
「しかし。疑問は残るな」
「そうですね」
「確かに」
誰もがここで首を傾げさせた。
「何故さらったのか」
「それですね」
「ん〜〜、若しかして」
エクセレンはいつもの乗りで言った。
「私の美貌のせいとか?」
「有り得んな」
「うむ」
キョウスケとゼンガーがそれは否定した。
「それはな」
「違う」
「あらら、二人で否定するの」
「そんな単純な理由ではない」
「間違ってもだ」
だからだというのだった。
「そうした理由ではない」
「他の理由だ」
「それなら」
ラミアはここで言った。
「エクセ姉様がそうなったのはヴァイスリッターのせいか」
「ああ、丁度よかったわ」
今度はラーダが来た。
「皆集まっているわね」
「診察の結果がわかったのね」
「ええ、そうよ」
ニナの言葉に応える彼女だった。
「それでだけれど」
「この二人もどっちがどっちかわからないよな」
「確かに」
今話す二人を見ても皆思うのだった。
「もうどっちがどっちなのか」
「そっくり」
そんな話をしてながら見ているのだった。
ここでエクセレンが言った。
「ラーダさん、答えはこっち?」
「んニャ!?」
指差されたシロが首を傾げる。
「それともこっちの方」
「何かあまり嬉
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