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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十九話 白騎士の心
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「ここはな」
「それではだ」
それを聞いてギリアムの考えは。
「何時でもアインスト達に攻撃を仕掛けられるように」
「今は」
「キョウスケのところに行くか」
彼等はすぐにアインスト達のところに向かった。そのうえで何時でも行けるようにするのであった。
キョウスケはここでもエクセレンに声をかける。
「エクセレン!」
「・・・・・・・・・」
やはり返答はなかった。
「くっ、やはりここでもか」
「心には届きませんの」
そしてまた言うアルフィミィだった。
「前にも言いましたの」
「そうだったな」
キョウスケもそれはわかっていた。
「しかしだ」
「幾らやっても無駄ですの」
「無駄ではない」
だが彼は今の彼女の言葉を否定した。
「それはな」
「無駄ではないですの?」
「そうだ。一度で駄目ならばだ」
彼は言うのだった。
「何度でもやる。何度でもな」
「ならしてみるのですの」
それを言われても表情を変えないアルフィミィだった。
「本当に」
「してみせる。エクセレン!」
また彼女に声をかける。
「俺だ、キョウスケだ!」
「・・・・・・・・・」
「俺のところに戻れ。御前が必要だ」
「無理ですの」
アルフィミィはまた否定しようとする。しかしだった。
「・・・・・・キョウスケ」
「えっ!?」
アルフィミィも思わず声をあげてしまった。
「今まさか」
「聞こえただけではないな」
キョウスケもまた今の言葉を確かに聞いていた。
「届いている。今の言葉は」
「そんな筈がありませんの」
アルフィミィはそれを否定しようとする。
「今のは」
「違う。届いている」
だがキョウスケは確信していた。
「俺の言葉はエクセレンの心に」
「まさかと仰るのなら」
アルフィミィはその言葉に微かに動揺を見せていた。
「私は」
「どうするつもりだ?」
「キョウスケ、貴方を止めますの」
こう言いながらだった。両肩の鬼達を動かしてきた。そうして。
そこから青い炎が放たれる。それでキョウスケをマシンごと焼こうとする。
「来たか」
「これで貴方を倒せるとは思ってませんの」
攻撃を仕掛けてもなのだった。
「ですが。止めることはできますの」
「それでか」
「そうですの。これで貴方の言葉を」
「止められるのなら止めてみせるのだな」
それを受けても彼の言葉は強気だった。
「俺の言葉をな」
「そうしますの。これで」
一撃目はかわされた。しかしすぐに二撃目を繰り出そうとする。
また青い炎を放つ。しかしだった。
ここでカイとレーツェル、そしてギリアムが出て来た。彼等はそれぞれの攻撃で炎を打ち消しそのうえでキョウスケの前に来た。
「生憎だがそうはいかない」
「彼の言葉がエクセレンの心に届いたのならばだ」

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