第百五十九話 白騎士の心
[1/15]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第百五十九話 白騎士の心
ロンド=ベルはヘブンズベースの基地に入った。そこがどういった場所かというと。
「寒いな」
「だよな、相変わらず」
「何だこの寒さ」
皆アイスランドのその寒さに辟易してきていたのである。
「いい加減何ていうかな」
「暖かい場所に行きたいっていうか」
「それではだけれど」
ここでテュッティが皆に言ってきた。
「サウナはどうかしら」
「あっ、サウナですか」
「いいですね」
皆サウナと聞いて喜びの声をあげた。
「それじゃあ今からそこで」
「あったまって」
「おっと、その前によ」
しかしここで出て来たのはミレーヌだった。
「水泳大会だって」
「げっ、水泳!?」
「まさか寒中水泳とかか?」
「それは流石に無理よ」
笑ってこう返すミレーヌだった。
「流石にそれやったら皆死ぬでしょ」
「確かにな」
「それだけはちょっとな」
そうであった。流石にそれは誰も無理であった。
「じゃあやっぱりプールか?」
「そこに行くんだよな」
「そうよ。プールね」
やはりそこだというのである。
「これから皆で泳ぐんだって」
「水泳か」
「何かブンタとかゲンナジーの独壇場だな」
その彼等のというのである。
「まあいいか」
「泳ぐのもいいしな」
彼等にとっては泳ぐのも悪くないことであった。どちらにしろ身体を鍛えることだからである。だからそれでいいとしたのである。
「それじゃあ泳ぐか」
「そうだよな」
こう話をしてだった。皆で基地のプールに出る。当然水着である。
「皆水着新しいのにしたのね」
リンダは胸を強調した白いワンピースであった。
「何か見る度に違うけれど」
「そうね」
マウアーは見事なクロのビキニである。
「やっぱりスタイルがはっきり出るから気にするわね」
「ハマーンは今はそれなの」
「はい、ミネバ様」
何とハマーンはミネバと共に黒地の競泳水着であった。
「これにしております」
「そう。それにね」
「ミネバ様と同じものにしました」
「私と?」
「そうです。折角と思いまして」
そうしたというのである。
「これにしました」
「そうなの。有り難う」
「うっ、ハマーンさんのスタイルって」
「これはかなり」
ルーとエルにとっては完敗を感じさせるのに充分なものだった。ルーはオレンジの、エルは黄色のビキニをそれぞれ着ている。
「お肌も奇麗だし」
「流石っていうか」
「やっぱりあれねえ」
ミサトはかなり羨ましそうにハマーンを見ていた。彼女は黒と黄色のセパレーツである。
「年齢ってあるのね」
「そうね」
リツコは白衣の下に黒のビキニである。
「私達じゃあそこまではね」
「お肌もスタイルもね」
「ないわね」
タリア
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ