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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十八話 純粋なる存在
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後ろ?」
「もう来たから・・・・・・・遅かった!」
「遅かった・・・・・・んっ?」
気付くとだった。シンジの頭は後ろから見事なアイアンクローを受けていた。そしてそこには黒いタリアのシルエットが仁王立ちしていた。
目だけが銀色に輝いている。そこから恐ろしい光を放ちながら。彼女は言った。
「猫又って誰のことかしら」
「あ、あわわわわわわ・・・・・・」
シンジは流石に腰を抜かしていた。
「だから逃げろって言ったのに」
「シン=アスカ」
タリアは彼の名前を呼んだ。
「命は惜しくないようね」
「いきなり戦死者が出るなんて」
「困ったことだな」
シンジは愕然としていてレイは冷静だった。ミネルバの艦内に何かが砕ける不気味な音が響き渡った。
スカパフローから出た一同はすぐにロンド=ベルに着いた。そこにはもうナデシコがいた。
「あれっ、まだ?」
「まだアインストは出て来ていないの」
「そうなんだ」
ヒメが彼等に告げてきた。
「まだだよ、一人もいないよ」
「一人もいないって」
「何かあるのかしら」
「多分あれだな」
ここでジョナサンが皆に言ってきたのだった。
「俺達が集まるのを待っているんだな」
「俺達を!?」
「ってことは」
「すぐに円陣を組もう」
大河がこう告げた。
「それで警戒に当たるのだ」
「そうですね」
スタリオンが彼のその言葉に頷く。
「何時また出て来てもおかしくはないですから」
「また包囲かよ」
何と生きているシンが言った。頭に包帯を巻いているにしろ。
「奴等も芸がねえな」
「ってあんた生きてるの」
アスカがその彼を見て言った。
「タリア艦長のアイアンクロー受けたんじゃないの?」
「その後冷凍庫に放り込まれたさ」
タリアも容赦がない。
「マジで死ぬかと思ったぜ」
「何で死なないのよ」
また随分なことを言うアスカだった。
「別に死んでもいいのに」
「俺が死んでもいいっていうのかよ」
「そうよ」
実にはっきりとした返事だった。
「一回死んだら?そうしたら少しは頭がよくなるかもよ」
「手前が死んでろ、このドイツ猿」
今度はアスカと喧嘩に入る。
「ちったあその脳味噌穏やかにしやがれ」
「どうやら本当に死にたいらしいね」
言いながらインパルスデスティニーに照準を合わせる。
「苦しまないようにしてあげるから暴れないことね」
「何っ!?やるっていうのかよ」
「やってやるわよ!地獄に落ちなさい!」
「おもしれえ!死ぬのは手前だ!」
シンも受けて立つ。
「今度は猿じゃなくて真っ当な人間に生まれ変わるんだな!」
「死ぬのはあんたよ!あたしの手によってね!」
ここでもいつもの事態になろうとしていた。しかしであった。
「まあとにかく」
「戦争すぐだから」
言っ
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