暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十八話 純粋なる存在
[3/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
来たのは紅茶であった。
「お茶でもな」
「ああ、悪いな」
そしてその紅茶を受け取るマサキだった。早速口に含む。
その熱い紅茶を飲むとだった。彼も少し落ち着いてきた。そうしてその落ち着いた面持ちになってからあらためて皆に言うのだった。
「それでだけれどよ」
「うん。どうしたの?」
カーラが彼に応える。
「落ち着いたわよね」
「かなりな」
「それで今やることはわかったかしら」
「じっくりと腰を据えることだな」
それだと答えるのだった。
「今はな」
「そういうことよ。どうせすぐに来るわよ」
セニアもまたユウキの淹れたその紅茶を飲んでいた。
「その時にやればいいのよ」
「そうだな。じゃあ今はよ」
「ゲームでもする?」
テリウスからの誘いだった。
「丁度面白いゲームがあるよ」
「ゲームか」
「今までアスランと一緒にやってたけれど彼が呼ばれたから」
「何か御前等もいつも一緒にいるよな」
実はアスランとこのテリウスも仲がいいのである。
「本当にな」
「波長が合うからね」
それが理由だった。
「だからなんだ」
「波長か。それは俺もよくわかるぜ」
心当たりはたっぷりとあるのだ。
「本当にな」
「っていうかあんたはそれ言ったらきりないからね」
セニアが彼の横から突っ込みを入れた。
「まあそれを言ったらきりないけれどね」
「サラは今回複雑よね」
カーラはここでサラに声を振ってみせた。
「あんたの場合はね」
「そうなのよね。今ライトのドラグナーのコンピューターと話してるけれど」
「ああ、マギーちゃん」
「それかよ」
皆ドラグナー3のそのコンピューターの名前もよくわかっていた。
「あの娘となの」
「やっぱり」
「気が合うから」
だからだというのである。
「あの娘とね」
「エクセレンさんとも仲よかったよね」
テリウスは彼女にこう言った。
「そのエクセレンさんと」
「そうよ。だから」
また言うサラだった。
「今はね」
「まあ今は本当に様子見だな」
まだ紅茶を飲むマサキだった。
「待つしかねえな」
「待っていれば相手は自然にやって来るわ」
セニアの言葉は変わらない。
「それまではお休みよ」
「そうだね」
皆こう言って今は休んでいた。その数時間後であった。
その偵察に出ているナデシコからだった。報告があがったのだ。
「見つかりました」
「そう」
「それで何処ですか?」
皆明るい声で報告するユリカに対して尋ねた。
「確か今はアイスランドですよね」
「そっちですよね」
「はい、そのアイスランドです」
まさにそこだというのである。
「そこにアインストを見つけました」
「それで出て来たとか?」
「まさか」
「いえ、それはまだです」
今度はルリが皆に告げた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ