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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十八話 純粋なる存在
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(しかし)
今キョウスケは心の中で考えていた。
(アルフィミィはまだ時間があると言っていた)
こう心の中で呟いていた。
(それはエクセレンに関することかのか?それとも)
考えているうちにだった。こうも思うのだった。
(そして奴等にとって必要な物とは)
それが何かというとであった。
(俺なのか?)
答えはでない。そしてだった。ギリアムも思っていた。
(ナンブ大尉とエクセレン中尉)
二人のことであった。
(彼等の過去を調べてみた方がいいかも知れんな)
戦いが終わって。レフィーナはショーンと話をしていた。その話とは。
「振り出しに戻ってしまいましたな」
「はい」
無念そのものの言葉を出すレフィーナだった。
「本当に」
「まさかとは思うがな」
ここでイルムが言った。
「連中自分の手の内を見せる為だったのかもな」
「手の内か」
「そうさ。有り得ねえことだがな」
こうリンに断りはするイルムだった。戦いとは手の内を見せないことが勝利への第一歩だからである。だからそれは有り得ないことだった。
「ということは」
「中尉を人質に取ったことを私達に」
ジェスとミーナが言った。
「その為にわざと出て来て」
「そういうことなのかしら」
「ああ」
まさにそれだと。イルムは言うのだった。
「それで俺達に何らかのりアクションを起こさせようってな」
「それでわざわざ」
「そうやって」
今度はヘクトールとパットが言った。
「手が込んでいるうえに」
「何か得体が知れないけれど」
「しかしだ」
「思うんですけれどお」
アーウィンとグレースが言ってきた。
「それならまさか」
「大尉を?」
「大尉が欲しいのは間違いない」
イルムはそれは確信していた。
「しかしだ。大尉まで引き入れるならばな」
「同じ方法を使えばいいな」
リンはすぐに述べた。
「それだけでな」
「その通りだ。しかしそうしなかった」
「それが何故か」
「そこですね」
「しかし奴等はだ」
また言うイルムだった。
「それをせず俺達をストーンサークルに誘い込んできた」
「そこが疑問だ」
リンも言う。
「何故かだ」
「そういえば」
今度言ったのはトウマだった。
「何か中尉は操れても大尉は操れないような気もするな」
「そうね」
それにミナキも頷いた。
「だからあの状態になった中尉を見せてこちらの動揺を誘った」
「しかしあのストーンサークルはだ」
クォヴレーも考えていた。
「何なのだ、一体」
「門じゃないかな」
こう言うのはリョウトだった。
「あれは。彼等にとってゲートみたいなものじゃないかな」
「ゲートか」
それを聞いたラウルの眉がぴくりと動いた。
「何か今宇宙にもおかしなゲートがそのままだけれどな」

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