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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十六話 邪神に魅入られた処女
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ドーバーで迎撃とは遅いな」
「それに数も」
レーダーを見る。すると。
「一万か」
「大した数ではない」
彼等にしてみればものの数ではなかった。
「それに指揮官らしき者もいないな」
「アルフィミィだったか」
この女の名前も出されるのだった。
「あの女もいない」
「ロンドンにいるのか?」
いない理由まで考えられた。
「だからいないのか」
「そうなのだろうか」
「おそらくはそうなのでしょう」
カラスも同じ予想を立てた。
「あの娘さんはおそらくロンドンです」
「若しくはストーンサークルか」
「その辺りか」
「さて、どうしましょうか」
カラスはあらためて言った。
「ここは」
「どちらにしろ今は戦うしかないだろうな」
「そうだな」
二人はまずはこう述べた。
「ドーバー海峡を渡らなければイギリスに入ることはできない」
「とてもな」
「その通りです。答えはまず一つ出ました」
教師然としたカラスらしい言葉であった。
「まずは彼等を倒さなければなりません」
「そうだ」
「しかしそれだけではないな」
「はい。それは答えの一つに過ぎません」
カラスの言葉は続く。
「そのうえでロンドンに向かうかどうかですが」
「いや、ロンドンよりはだ」
「そうだな。ストーンサークルに向かう方がいい」
二人はここでこう言うのだった。
「ここはだ」
「奴等の謎がそこにあるのならな」
「そうです。ロンドンに向かうのはこの場合下策です」
こうまで言い切るカラスだった。
「それよりもです。ストーンサークルに向かえばです」
「おのずと奴等もロンドン包囲を解くな」
「これでロンドンの危機を救える」
ロンドンの危機はこれで終わるというのである。
「そしてだ。奴等の謎もだ」
「解けるか」
「解けないまでも大きなヒントは得られます」
カラスはまた述べた。
「ですからここはイギリス上陸を果たしそのうえでストーンサークルに向かうべきです」
「よし、わかった」
「それならだ」
「まずは上陸です」
カラスは告げた。
「皆さん、海中と空中からそれぞれ御願いしますね」
「ああ、わかっている」
カプールに乗るリュウが早速答える。
「このカプールならな」
「リュウさん、どうですか?」
ハヤトが彼に問うてきた。彼の機体はここでも量産型ニューガンダムである。
「カプールは」
「いい調子だな」
こうハヤトに答えるリュウだった。
「動きもいいしな」
「そうですか」
「接近戦もいける」
言いながらそのクローを伸ばして目の前の敵をそれで貫くのだった。
貫かれた敵は忽ちのうちに爆発して消える。そして次はミサイルを放つ。
水中ミサイルは的確な動きをして敵を次々と撃破していく。かなりの性能だった。
「へえ、ズゴック
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