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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十六話 邪神に魅入られた処女
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さ。そのかわりな」
「そのかわり?」
「どうやら凄いのがあるらしいな」
笑ってこう話すブレアだった。
「でかくて強いのがな」
「でかくて強い?」
「そうさ、でかくて強いのがな」
「何だろうね」
「さあ」
そう言われてもさっぱりわからない一同だった。
「モビルスーツででかくて強いって」
「色々あるけれど」
「サイコガンダムですかね」
美穂が出したのはこれだった。
「けれどあれは」
「止めた方がいいわよね」
「そうよね、あれはね」
美穂はサリーの言葉に頷いた。
「フォウちゃんがね」
「それに案外機動力がなくて使いにくいし」
「そうなのよね。だからあの系統は」
「それじゃあ何だろう」
ガムリンもここで考えた。
「ゲーマルクかな。それともドーベンウルフか」
「どちらも既にあるがな」
金竜がそのガムリンに対して言った。
「それはな」
「そうですよね。それも」
「まあっても困るものじゃないですけれど」
「けれど何か違うっぽいな」
今度はフィジカとドッカーが話す。
「デトロイトだとモンスターかなって思うけれど」
「モンスターはもううちにあるしな」
実はデトロイトは一通り持っているロンド=ベルだった。実際にそれに乗って戦っている時もある。バルキリー隊も物持ちなのである。
「まあパリに着けばわかるっていうし」
「今は別に気にしなくてもいいな」
ミレーヌとバサラはあっさりとしたものであった。
「もうすぐパリよね、確か」
「ああ、そうだったな」
二人はあっさりとしたまま言葉を続けていく。
「じゃあそれまでは」
「どうするんだ?」
「ちょっと演奏の練習をしておくわ」
それをするというミレーヌだった。
「時間あるし」
「そっか。俺はちょっと昼寝でもすっか」
今はのどかな調子のバサラだった。
「また派手な戦いになるしな」
「ああ、あんたが熱気バサラか」
エイジスは彼の姿を認めて声をかけたのだった。
「話には聞いてる。物凄いことをやってるな」
「そっか?」
「やってるさ。ギター片手に戦場を駆け巡るなんてな」
「それが俺のやり方だからな」
どうということはないという調子のバサラだった。
「別にな」
「そうか。あんたはそれでずっといくんだな」
「そうさ。何があってもな」
楽しげに笑って答えるバサラだった。
「それだけは変わらねえさ」
「最初見た時はびっくりしたわよ」
横でミレーヌがそんな彼を呆れた目で見ている。
「いきなりバルキリー出して戦場でギター鳴らすんだもん」
「音楽の力ってのはな、偉大なんだよ」
バサラはそのミレーヌに対してこう言うのだった。
「それこそな。戦いを終わらせる位にな」
「確かに色々と役に立ってはいるけれど」
それはロンド=ベルなら誰もがわ
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