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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十六話 邪神に魅入られた処女
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と聞いて今一つ面白くなさそうな顔になっていた。
「どうもな」
「あら、嫌なの」
「ラーメンがいいのだが」
彼はそれがいいというのである。
「どちらかといえばな。若しくは炒飯かな」
「インスタントならともかく時間がかかりますよ」
ホリスが横から艦長に告げてきた。
「特に炒飯は」
「では駄目か」
「あっさりカレーにしましょうよ」
またこう言うホリスだった。
「ここはですね」
「わかった」
リーも渋々ながら頷くのだった。
「それではな」
「御飯はもう炊いてありますよ」
シホミはにこりとしてこのことを言い加えてきた。
「ちゃんと」
「それならばそうしよう」
御飯が炊けていると聞いてリーも納得したのだった。
「それでな」
「それでいいんですか」
「冷めた御飯かどうか心配していたのだ」
リーはだからだというのだ。
「日本人はよく冷めた御飯にカレーをかけるな」
「ええ、そうですね」
「あれは絶対に駄目だ」
彼は忌々しげに述べた。
「何があってもな」
「何でですか?それは」
「中国人は冷や飯を食べないのだ」
だからだという。言うまでもなくリーは中国出身である。
「それは罪人の食べるものだからだ」
「それでなんですか」
「そうだ。だからだ」
そうだというのである。
「だから私はだな」
「カレー自体はいいんですよね」
ホリスはその点をリーに対して問うた。
「カレーそのものは」
「基本的に豚肉のものがいいがな」
これもまた中国人らしい言葉であった。
「基本はどれでもいい」
「冷や御飯を使っていなかったらですか」
「そうだ。それ以外ならな」
やはりいいというのである。
「そういうことだ」
「わかりました。それじゃあ」
それで納得するホリスだった。
「そういうことで」
「うむ、頼む」
「食ベ終わったらストーンサークルですね」
「そうなるな。時間的にな」
この間も時間を測ることを忘れないリーだった。
「さて、それではだ」
「はい」
「向かうとしよう」
食事を採りながらストーンサークルに向かう彼等だった。そしてその頃そのストーンサークルでは。
「もうすぐですのね」
アルフィミリィが一人微笑んでいた。
「もうすぐはじまりますの」
不気味に微笑んでいた。そうして何かを待っているのだった。その何かは彼女にしかわからない何かであった。

第百五十六話完

2009・10・6
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