暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十五話 ダークブレイン
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ことがあったの」
「私が着せてるのよ」
うんざりとしたような口調で言ってきたのはリツコだった。
「脱ぐ度にね」
「えっ、リツコがだったの」
「そうよ。全く手間がかかるんだから」
「全然自覚がないけれど」
「酔うと誰も自覚がなくなるの」
うんざりとした言葉はそのままだった。
「私もそうかも知れないけれど」
「そういえばリツコさん」
彼女にはアレンビーが言ってきた。
「リツコさんって酔ったらすぐに下着見えるわよ」
「えっ、そうなの」
「そうよ。スカートからいつもちらちらって」
「うっ、それはまずいわね」
言われて困った顔になるリツコだった。
「そんなの見せる趣味はないし」
「ああ、それ昔からだから」
ミサトがここで彼女に話す。
「あんたのその癖」
「私にそんな癖があったなんて」
「なくて七癖よ。私だって酔ったら凄いみたいだし」
「そもそも飲む量が凄いけれど」
ツグミがここで突っ込みを入れた。
「ミサトさんの場合」
「ううん、飲めるだけ飲む主義だから」
一応自覚はしているのだった。
「まあそれはね」
「とか何とか言っている間に着いたわよ」
ここで言ったのはアイビスだった。
「何とかね」
「おおっ、遂にかよ」
「戻って来たのね」
元の世界の面々の言葉が明るいものになった。
「やっとって感じで」
「デュミナスから色々あって」
「デュミナス。そうね」
「もうあれから随分経ったけれど」
「私達はデュミナスに助けられて」
ティスとラリアー、デスピニスはここで過去を思い出したのだった。
「それであたし達は今ここにいるのね」
「僕達に命を分け与えてくれたから」
「そうして今」
「懐かしいか」
フォルカがその彼等に問うてきた。
「この世界は」
「ええ。今までは何とも思ってなかったけれど」
「今は。デュミナスが求めていたものがあるから」
「だから」
「生きるんだな」
「そうしなさいよ」
ラージとフィオナも彼等に告げたのだった。
「デュミナスの分もな」
「いいわね」
「ええ」
テイスが三人を代表して二人の言葉に応えた。
「じゃあ。これから」
「僕達はこの世界で」
「生きていくわ」
ラリアーとデスピニスも言った。その彼等が戻って来たその場所は。
「アレクサンドリアか」
「ここなの」
皆すぐにその街が何処なのかわかったのだった。
「何処だって思ってたら」
「元いた場所なのね」
「あれっ、アレクサンドリアも」
「僕達の世界と同じなんだ」
つぐみとジュンが言った。
「何か全部」
「本当に一緒だね」
「ああ、本当に何もかもだな」
今度言ったのはジェリドだった。
「そっちの世界とな」
「何かこっちの世界に戻った気はしないわね」
シルヴィアは感じたこ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ