第百五十四話 未来をこの手に
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第百五十四話 未来をこの手に
彼等が今いる場所。それは銀河の彼方であった。
遥か向こうに銀河系が見える。そこにいるのであった。
「何ていうかな、ここまで見事な演出されるとな」
「どうかしらね」
ロンド=ベルの面々はまずはこう言い合った。
「まあ最期の戦いっていうだけはあるな」
「そういうことね」
「そうだ、最期だ」
「御前達の墓標はここにできる」
「この銀河の彼方でだ」
アル=イー=クイスの面々がここで言う。
「では行くとしよう」
「さあ、出るのだ」
「この愚か者達を倒しに」
次々と出て来たのはロンド=ベルの面々がこの世界で倒してきた敵達であった。十万はいた。
「流石に神様達ばかりじゃないってことね」
「そうみてえだな」
ルナとエイジがクラヴィオンの中でこう話した。
「まあ最期に相応しいけれど」
「派手な戦いになるからな」
「それでは諸君」
サンドマンは冷静にグラヴィゴラスの艦橋から指示を出した。
「総攻撃だ」
「最早何も言うことはないわ」
レイヴンも今はアヤカになっていた。仮面を外しその美しい顔を見せている。
「思う存分戦って」
「よし!」
「やってやるわよ!」
この言葉を合図に神々の前に集まる敵達に向かう。こうして銀河の彼方での戦いが幕を開けた。
「いい、皆」
「はい」
「もう何の節約も必要ありませんね」
「そういうことよ」
マリューはサイとミリアリアの言葉に応えて頷いた。アークエンジェルも敵の中に飛び込んでそのうえで激しい戦闘の中にいた。
「イーゲルシュテルンもゴッドフリートも」
「ローエングリンもですね」
「それも」
「勿論よ」
トールとカズイの言葉にも応えるのだった。
「もうエネルギーや弾薬の心配はしなくていいわよ」
「倒すだけですね」
ノイマンが彼女の言葉に応える。そうして今周りに群がる敵達を見るのだった。
「来ました、艦長」
「バリアントで弾幕を張って!」
すぐに指示を出すマリューだった。
「それでまずは寄せ付けないことよ」
「わかりました!」
その弾幕で敵を寄せ付けずゴッドフリートで撃墜していく。彼等は的確に戦っていた。
それはクサナギもだった。ユウナはトダカの言葉を聞きながら戦局を見ていた。
「さて、今は突撃しているけれど」
「このまま周りの敵を倒していきましょう」
「そうだね。それがいいね」
トダカのその言葉に頷くユウナだった。
「一気に勝負を決めないといけないからね」
「そのうえで、です」
「アル=イー=クイスを」
トダカだけでなくキサカも彼に言ってきた。
「倒さなければいけませんので」
「ここは是非」
「わかっているよ。早いうちにあの神様達を倒さないとね」
「僕達ごと世界が消えてしまいます
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