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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十三話 明かされた謎
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るロジャーだった。
「まずそれが一つだ」
「それが一つ」
「では他にも」
「あるというのか」
「そうだ。この世界は御前達が作り出した世界だ」
次に彼が言うのはこのことだった。
「世界を作り出すのは神とても尋常なことではない」
「そうね」
彼の今の言葉に頷いたのはまたドロシーだった。
「そして壊すのも」
「それだけのことをするのに自分達がいない筈はない」
ロジャーの読みだった。
「だからだ。必ずいるとわかっていた」
「だからだというのか」
「神の心を読んだのか」
「まさか」
「そのまさかということだ」
ロジャーの声は強いものだった。
「読んでみせた。神とて万能ではない」
そしてこう言い切ってもみせた。
「神が世界を壊すというのなら人間はその世界を維持してみよう」
「愚かな」
「神に逆らうだと」
「戯言を」
「言っておく。私は戯言は言わない」
ロジャーはそれを否定した。
「真実を言うことはあってもだ」
「じゃあよ。あの連中を潰せばいいんだよな」
「そういうことね」
「そうだな、ロジャーさん」
ゴウ達がそのロジャーに尋ねてきた。
「ならよ。俺達だってな」
「やらせてもらうわ」
「その神様とやらを倒す」
「そうするといい。少なくとも私はそうするつもりだ」
「この街の為?」
ドロシーが彼に問うた。
「その為なの?」
「そうだ。ここは私の生まれ育った街だ」
彼はドロシーの問いに答えて述べた。
「言うならば私にとって全てだ」
「そうね。確かに」
「それに」
「それに?」
「私は依頼された仕事は必ず果たす」
彼はこうも言った。
「ネゴシエイターとして。その責務を果たす」
「その為に神を倒すのね」
「アル=イー=クイス」
彼女達を見据えていた。
「今ここで御前達を倒しその責務を果たさせてもらう!」
「戯言を」
「人が神を倒すなどと」
「しかもだ」
彼女達は口々に言ってきた。
「我等はイノベイター達とは違う」
「正真正銘の神である」
「人とは明らかに違う。それを倒すなどとは」
「さあて、それはどうかな」
万丈は彼等の言葉を鼻で笑ってみせてきた。
「何でも思い通りになると思うのはよくないよ」
「何っ」
「神の言葉を否定するというのか」
「人間が」
「何度も言うけれど君達は僕達に計画を阻まれている」
またこのことを指摘してみせる万丈だった。
「レムリアンのこともそうだね」
「あの者達は世界を影から治める筈だった」
「イノベイターが表ならば」
「しかしそれは」
「僕達が阻んだ」
そういうことだった。少なくとも最早レムリアンが動ける状況ではなくなっている。
「そして天使達もだね」
「あの者達が世界を崩壊させる筈が」
「その目的を離れた」

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