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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十三話 明かされた謎
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刹那はそれを聞いて一言で述べた。
「奴等がそう思っているだけだ」
「そう思っているだけ?」
「刹那、それは」
「奴等の目論見は既に崩れている」
彼は言うのだった。
「天使達も世界を滅ぼすことを放棄してイノベイター達も捨てられた」
「つまり奴等の目論見は崩れている」
「そういうことなのね」
「ではまた崩すだけだ」
素っ気無く言ってみせた刹那だった。
「奴等のその目論見をだ」
「そうか。それなら」
「私達は」
「戦うだけか」
ロジャーがここで言った。
「我々はここで」
「そうですね。ここは」
「どちらにしろ」
「戦い勝てばだ」
ロジャーの言葉は続く。
「それで道が開けることになる」
「それじゃあ」
「行きましょう」
「だが」
ロジャーはここでまた言った。考える顔になって。
「この街から出る手段は」
「そうだな。シュウの野郎もいねえ」
マサキが言った。
「今度は街から出ることはできねえってわけか」
「そうね」
テュッティはマサキの言葉に暗い顔になった。
「戦いに勝ったとしても」
「そう悲観的に考えることもない」
ここで言ったのは宗介だった。
「入ったからには出ることもできる」
「入れられでも?」
「だとしたら出られる」
メリッサにこう返すのだった。
「そういうことだ」
「そうだな。じゃあな」
クルツも言った。
「今はこのまま戦おう」
「さて、それなら」
「行くか」
皆戦いに心を向けた。戦いに向かうその意気をだ。
「それではな」
「向かいましょう」
「レーダーに反応です」
ここでテッサが告げた。
「パラダイムシティに敵軍です」
「そうか。やはり来たか」
ロジャーはそれを聞いて呟く様にして述べた。
「ここで」
「ですが」
「どうした?」
ロジャーは今のテッサの言葉に顔を向けた。
「敵機の数が多いのか?」
「数は千機程度です」
今までの戦いと比べればかなり少ない数であった。
「ですがその種類は」
「種類は?」
「何なんですか敵機は」
「ビッグオーです」
必死に冷静さを保とうとしている今のテッサの声だった。
「それが千機です」
「ビッグオー!?」
「まさか、そんな」
それを聞いて誰もが驚きの声をあげた。
「それはロジャーさんの」
「それがどうして」
「つまりだ」
ここでロジャーはまたあることに気付いたのだった。
「ビッグオーは本来はこの街をリセットする為の存在だったのだ」
「この街を」
「消す為の」
「だが私に依頼した。それはおそらく」
ここで推理した。その結果導き出された答えは。
「それもまた『神』だったのだ」
「神!?」
「けれどこの世界の神は」
「アル=イー=クイスとは別の神だ」
彼は言った。
「その
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