暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十二話 捨てられた人形
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「所詮は人形だったということだ」
「もう不要だ」
「不要!?」
リボンズは今の言葉に眉を顰めさせた。
「僕を不要だというのか。この世の絶対者の僕を」
「言っておこう」
「所詮君達は我等が作った仮初めの神」
「言うならば傀儡だ」
こうまで言うのであった。
「しかし所詮は敗れた」
「最早貴様等には何の用もない」
「もう不要だ」
そう言うとであった。赤と青と白のそれぞれ禍々しい形のマシンが両軍の間に姿を現わした。そのマシンが出て来たのであった。
「何っ!?」
「あのマシンは」
「見たことがない」
ロンド=ベルの面々も見たことがないものだった。
「まさかあれが」
「アル=イー=クイス」
「この世界の神だというの!?」
誰もイノベイター達が神だとは思わなくなっていた。彼等自身を除いて。
「それが今ここに出て来るなんて」
「ということは」
「この世界を治める為に」
「一万二千年の時が来た」
彼等のうちの一人が言った。
「しかし青い血の話は費え」
「天使達は滅亡の責務を放棄し」
「我等の代理であるイノベイター達もこの様だ」
これまでのことを振り返った言葉であった。
「どうやらこの度の世界の終わりを果たすのは」
「我等自身によって為されればならない」
「だからこそ姿を現わしたのは」
「へえ、黒幕登場ってわけだね」
万丈はここまで話を聞いてこう述べるのだった。
「つまりは」
「世界を統率する者と言ってもらおう」
「そしてその為に」
「今貴様等の前に現われたのだからな」
「それならだ」
アークライトがその彼等に問うた。
「貴様等がこの世界を一旦終わらせるというのか」
「如何にも」
「その通りだ」
実際にこう返してきた彼等であった。
「では人間達よ」
「覚悟はいいな」
「今こそだ」
「待つんだ」
リボンズがここで話に入ってきた。
「僕達は人形なのかい」
「そうだ。この時の為に作った」
「我等に代わり世界を治めるだけの存在」
「それが貴様等だ」
「そんな筈がない・・・・・・!」
その言葉に忌々しげに返すリボンズだった。
「僕は絶対者だ。この世を治める筈の絶対者だ、その僕が」
「そう思わせていただけだ」
「ただ」
「そうした考えであるように創ったのだからな」
だが彼女達の声は冷たいものだった。何処までも。
「しかしだ。我等は今は動かない」
「倒れろ」
「人間達の手でな」
「くっ・・・・・・」
完全に見捨てられた形となった。そして彼の他のイノベイター達はここで。
「ぐっ・・・・・・」
「ううう・・・・・・」
「まさか・・・・・・」
それぞれロックオン、アレルヤ、ティエリアに撃墜されてしまった。それで終わりであった。
「やっぱりな。大したことはな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ