暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十一話 命の華
[12/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はです」
「何かあるの?」
「イノベイター達の中心人物がいます」
こう話すのである。
「そのイノベイター達のです」
「それは一体」
「誰ですか?」
「リボンズ=アルマーク」
彼だというのである。
「あの男がいます」
「そう。あの場所にイノベイターの中心人物がいるのね」
「艦長にはおそらく」
「僕か」
ここで言ったのはティエリアだった。
「リジェネ=レジェータがいるのか」
「そうよ。彼女よ」
アニューはここでティエリアに対しても答えるのだった。
「彼女が艦長なのよ」
「そうだったのか。それじゃあ」
「いえ、ティエリア」
ここでスメラギがティエリアの前進を止めた。
「貴方は行く必要はないわ」
「僕自身だからかい?」
「それもあるけれど今は他のイノベイター達を止めて欲しいの」
「だからか」
「ええ。イノベイター達は彼等だけではないわ」
スメラギは見ていた。クローンのイノベイター達もまた動いているのを。それを見ての言葉だったのだ。
「だから彼等に向かって欲しいの」
「わかった」
スメラギのその言葉に頷くティエリアだった。
「それではいかせてもらおう」
「御願いするわ。それじゃあね」
「マリー」
アレルヤもまたソーマに対して声をかける。
「いいね」
「ええ。最後の戦いね」
「イノベイター達と僕達のね」
「思えば。不思議なものね」
ここでソーマは言うのだった。
「イノベイターにさせられそうだった私達が今ここにいるなんて」
「僕達は長い間離れ離れだった」
アレルヤはそのこともまた思うのだった。
「しかし僕達はまた一緒になれた」
「ええ、またここで」
「そしてそのイノベイター達と戦っている」
「それだけじゃないわ」
さらに言うソーマだった。
「私達は人間としてここにいるわ」
「そうだね。人間としてね」
「人は心からなるものだから」
ソーマもそのことがわかったのだ。人がどうして人なのかも。
「だから私は人間なのね」
「そう。そして僕も」
「そうしてあの人達は」
イノベイター達も見る。その彼等を。
「わかっていないのね。そのことが」
「人は神じゃない」
アレルヤもそれがわかってきていた。
「そして傲慢な神は人に倒される宿命にあるんだ」
「もっと言えば神であると思っている高みに立とうとしている存在は」
「倒される」
はっきりと言い切るのだった。
「彼等は」
「なら私達は」
彼は言った。
「人として倒すのね」
「そう、絶対に」
彼等は意を決して向かう。そのイノベイター達との戦いがはじまった。そして今彼等は正面から最後の戦いに入る。スメラギはその中で指示を出していた。
「いいかしら」
「はい」
「あの戦艦ですね」
「そうよ。あの戦艦を沈めるわ」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ