暁 〜小説投稿サイト〜
リリカル世界の魔導師が遊戯王GXの世界にログインしました。
デュエル準備2 魔導師は神様と邂逅しました。
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「ワシは基本人間の運命を管理する役目なのでな。世界のデータを全て覚えてるわけではないのじゃよ。それにお主が転生する世界にとってはお主は完全な
不確定要素
(
イレギュラー
)
となり運命が決まるまでに時間もかかるからお主の未来はまだワシにもわからんし」
「……なるほど」
つまりは表立って危険なことはないが、俺に危険なことがないとは完全に言い切ることはできない世界ということか。
(なら念のために護身用の特典も貰っておくべきか。もし危険なことがなくてもあって困るもんでもないし。……よし!)
「それじゃあ貰いたい特典が決まったけど今言って大丈夫か?」
「ああ構わんぞい。それでどんな特典が欲しいんじゃ?」
「うん。まずは『幸運』かな」
「ほう…」
俺の言葉を聞きなぜか面白そうに目を細める爺さんを不思議に思いながらも俺は話を続ける。
「具体的にはカードのパックを買ったらレアカードが当たりやすくなったり、大事なデュエル中、ピンチになったら逆転のカードが引きやすくなるくらいの幸運は欲しいな」
「その程度の幸運でよいのか?お主が望めば一生働かなくてもお金に困らなかったり、どんな危機が訪れても何もしなくても回避できるくらいの運はやれるが?」
「うーん、それは魅力的だけどいいよ。なんか駄目人間になっちゃいそうだし」
それにそんな生活送ってると生活は裕福でもあいつら(・・・)みたいに心から信頼できる人間とは出会えないかもしれないしな。
俺の言葉に爺さんは納得したように頷く。
「なるほど一理あるな。了解じゃ。それで他にはまだあるかの?」
「ああ。その前に俺が生きていた世界のデュエルモンスターズのカードは転生先で使えるか?使えるなら全部持っていきたいんだけど」
デッキとか愛着あるし。
「それはもちろんできるが……。しかしそれでよいのか?お主が望めばデュエルモンスターズのカードを全種類与えることもできるが」
「いやそんなに貰っても保管場所に困るから別にいいよ」
なにより全て把握するのが大変そうだ。なら手持ちのカードをやりくりしてデッキを作るほうがずっといい。
「ふむ、わかった。この持ち越すカードはお主がある程度年をとってから渡すということになるがそれでも構わんかの?」
「?別にいいけどなんで?」
「よく考えてみい。子供が産まれたと思ったら知らないカードが突然現れたとなれば家族に不自然に思われてしまうじゃろうが」
「あ、なるほどね」
そこまで考えてなかったわ。
「じゃあそれで頼む」
「うむ了解じゃ。お主が五歳ほどになったらワシの知り合いに届
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