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リリカル世界の魔導師が遊戯王GXの世界にログインしました。
デュエル準備2 魔導師は神様と邂逅しました。
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「二つほど質問がある。その話に乗ったとして俺はどんな世界に転生してどんな特典を貰うことができるんだ?」



そう問題点とは『転生するであろう世界』と『貰える特典』についてだ。



もし転生する世界が危険な世界だったらせっかくの第二の人生もすぐ終了してしまうだろうし、それならば生き残るために、特典とやらもそれなりの物を貰わなきゃいけないしな。



俺のそんな心配を孕んだその問いに、しかし爺さんは安心させるような穏やかな笑みで答える。



「安心せい。特典は基本転生させる対象者の望み通りの物を与えるようになっておるし、お主を転生させる世界も普通に生きていれば基本命の危険を脅かすものは何もない。まあお主の転生先はちと特殊な世界と言えば特殊な世界じゃが」

「特殊?どういうことだ?」



首を傾げながら発した俺の問いに爺さんは答える。



「うむ。それを説明する前に一つ確認するが、お主の趣味は“デュエルモンスターズ”というカードゲームで間違いないかの?」

「あ、ああ。なんで知って…って、神様なんだからそれくらい知ってても不思議じゃないか」



『デュエルモンスターズ』。



それは俺が小学二年のころから流行りだし、今でもギネス記録として残るほど莫大な人気を誇るカードゲームのことだ。


俺は小学三年のころからこのカードゲームをやり始めたのだがすっかりハマってしまい、今では新しいパックが出る度に仕事で得た給料でとりあえず箱買いするほどのヘビーユーザーとなっている。



ちなみに自慢ではないが、大会でもそれなりの成績を残すくらいのプレイの腕はある。……最近は管理局の仕事が忙しくて参加できていなかったが。



「そのデュエルモンスターズがどうかしたのか?」

「うむ。お主を転生させる世界はこのデュエルモンスターズが中心となって社会が回る世界となっているんじゃよ」

「……は?どゆこと?」



詳しく話を聞くと、なんでも俺を転生させる世界は一般常識などは殆ど俺の出身世界である地球と同じものだが所々違っているらしく、一番違うのはデュエルモンスターズの腕前が社会的地位に大きく左右するほど流行している世界らしく、野球やサッカーみたいにデュエルモンスターズのプロリーグまであるほどなんだとか。



「へぇ〜なるほど。それなら大した危険はなさそうだな」

「ああ、精々がお主のいた世界と同じようにチンピラに絡まれるとか犯罪に巻き込まれるとかぐらいじゃろうな。…と言ってもワシもあの世界の全てを完璧に把握しているわけではないので完全に断言できるわけではないが」

「は?神様なんだからそれくらい普通にできるんじゃないの?」

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