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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―修学旅行 前編―
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「だ、だから何だって言うんだ! 岩盤爆破の効果の3000ダメージ、受けてもらう!」

 突如として現れたドラゴエクィテスに驚いたようだったが、《岩盤爆破》を発動させれば自らの勝ちだということを思いだしたのか、いきなり強気になって岩丸は喜々として効果処理に入った。

 マイン・ゴーレム三体に向かってダイナマイトが投下されていき、そのダイナマイトで爆発したマイン・ゴーレムが更に誘爆し、その名の通りに《岩盤爆破》と言った光景になっていく。

 だが、その爆発の衝撃は全て、ドラゴエクィテスがその手に持った槍で吸収していた。

「ドラゴエクィテスの効果発動! 俺たちが受けるバーンダメージを、全てお前らに返す! ウェーブ・フォース!」

「……何だと!?」

 ドラゴエクィテスが受けた衝撃を全てその槍から放出し、《岩盤爆破》によるダメージは全て、岩丸と炎丸へと反射された。

「ぐあああああ……!」

岩丸&炎丸LP3600→600

 自らが起こしたダメージを多大に受け、岩丸たちのライフは風前の灯火となるが、彼らはまだ諦めてはいなさそうだった。

「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」

「俺のターン、ドロー!」

 ドローしたカードの確認もそこそこにし、三沢は手札の一枚のカードに手を伸ばした。

「遊矢があんなモンスターを召喚したんだ、俺が何もやらないわけにはいかないな。スピード・ウォリアー二体をリリースし、《赤鬼》をアドバンス召喚する!」

 再び現れる閻魔の使者だが、先程現れた時と違うのは墓地からの特殊召喚ではなく、俺のマイフェイバリット二体をリリースしたアドバンス召喚ということであり、彼らが持つ帝と同じようにアドバンス召喚時に発動する効果が起動する。

「赤鬼がアドバンス召喚に成功したため、効果を発動する! 手札を一枚捨て、そのリバースカードを手札に戻す。地獄の業火!」

 赤鬼が吐いた、攻撃の時よりも広範囲の火炎放射が、岩丸が伏せたリバースカードを手札に戻させた。

「……《陰陽鏡》が!?」

「バトル! 赤鬼でバーニング・スカル・ヘッドに攻撃! 鬼火!」

 バーニング・スカル・ヘッド自身が纏っていた炎とは、全く比べものにならないような熱気の炎が直撃し、バーニング・スカル・ヘッドは抗いようもなく破壊され、これで岩丸と炎丸のフィールドは空となった。

「君が決めてくれ、遊矢。ドラゴエクィテスは君のカードだ」

「そうだな。お言葉に甘えさせて貰おうか」

 三沢の申し出をニヤリと笑いながら受け、新たな仲間である竜騎士にトドメの一撃を命じる。

「波動竜騎士 ドラゴエクィテスでダイレクトアタック! スパイラル・ジャベリン!」

 竜騎士の名に恥じないように翼を瞬
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