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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十話 因果応報
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た。彼等の後ろに膨大な軍勢を出すのだった。
そして彼等に対してすぐに命じたのだった。
「行けっ!」
「数で押すのよ!」
その膨大な数の連邦軍やガルラ帝国のものだったマシンに対して命じる。
「そのまま押し潰せ!」
「いいわね!」
マシンには誰も乗っていない。無人操縦である。そのマシン達が数で向かう。しかしその彼等もロンド=ベルによって各個撃破されていった。
「くそっ、駄目か!」
「これだけの数でも!」
「馬鹿かこいつ等」
「一度に出すのならともかく」
ロンド=ベルの面々はその彼等の動きを抑えながら言う。
「各個に出てくればそれで」
「容易に迎撃できるわよ」
「そう来るのなら」
「こっちだてやり易いっての」
つまりは戦力の逐次投入だった。それにより倒されていく彼等だった。
やがてその数を大幅に減らしたイノベイターの軍勢は遂にイノベイター達自身まで前線に出た。しかしであった。
「駄目だ、護りが堅い」
「突破できそうにもないわ」
こう言ってその猛攻の前に歯噛みするだけだった。
「これじゃあ」
「損害は七割に達したし」
しかもその損害も無視できない割合になっているのであった。
「どうする?」
「作戦失敗か?」
「そうね」
戦艦にいるリジェネがここで判断を下したのだった。
「失敗ね。撤退するわ」
「くっ、ここで叩いておきたかったけれど」
「メメントメリまで行かれてしまうのね」
「それならそれでいいわ」
構わないというリジェネであった。
「それでね。リボンズ」
リボンズのところは誰にも聞こえない小さな声だった。
「貴方のところに行くけれど」
「とにかくリジェネ」
「ここは撤退よ」
仲間のイノベイター達はその言葉を聞くことなく自分達の言葉を言うのだった。
「いいな」
「それじゃあ」
「ええ。あと後詰は」
「安心しろ」
「僕達が務める」
名乗りをあげたのはヨハンとミハエルだった。
「最低限の数だけ残しておいてくれ」
「後は引き受ける」
「そう。わかったわ」
彼等の言葉を受けて頷くリジェネだった。何はともあれこれで方針は決まった。
「じゃあ全軍撤退よ」
「ええ」
「それじゃあ」
「見ていることね」
今のリジェネの言葉はロンド=ベルを見てのものではなかった。
「今度は貴方の番よ」
眼鏡の奥に鋭い目をしての言葉だった。イノベイター達がまず戦場を離脱した。
しかし戦場に残った最低限の部隊とそれを率いる三機のガンダムが追撃に移ろうとするロンド=ベルの前に立ちはだかりそのうえで戦うのだった。
「ここからは行かせない」
「覚悟するんだね」
まずはヨハンとミハエルがロンド=ベルの前に立つ。
「どうしても行きたければ」
「僕達を倒すことだ」
「勿論あたし達も生き残ってや
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