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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百五十話 因果応報
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はまた沙慈に声をかけるのだった。
「行け」
「行けってまさか」
「そうだ。そのまさかだ」
こう彼に告げるのである。
「ルイスを救えるのは御前だけだ。行け」
「いいんだね、刹那」
その刹那にこう言葉だった。
「僕で」
「御前だけだ」
またこの言葉を出してみせるのだった。
「だから行け。いいな」
「うん、それじゃあ」
途中まで刹那が同乗していた彼をレグナントの前まで連れて来た。そしてそこでまた言うのだった。
「よし、降りろ」
「うん」
「そして声をかけるんだ」
こう彼に告げるのだった。
「いいな、今からだ」
「わかった。それじゃあ」
「彼女には御前が必要だ」
刹那はまたこの言葉を彼に告げた。
「わかったら行け。いいな」
「よしっ、じゃあ」
刹那の言葉に頷きレグエントのコクピットを叩く。すると暫くしてそのルイスが出て来たのだった。
「沙慈・・・・・・」
「帰ろう、ルイス」
優しく微笑んで彼女に告げた。
「僕達の帰るが場所に」
「帰る場所に」
それあはすぐ側にあるから。
こうも告げるのだった。
「だから帰ろう」
「けれど私は」
彼の申し出に対して口篭ってしまったのである。
「もう」
「帰られるよ」
今度は微笑んでの言葉だった、。
「だからいますぐね」
「じゃあ」
ルイスもそれに応えた。こうして彼女は救われたのだった。
戦いを終えたロンド=ベルは進撃を再開する目指すは第二のメメントメリだった。ルリはここでまたその要塞のことを皆に話すのだった。
「今度のメメントメリはです」
「ああ」
「どういったものですか?」
「姿が見えません」
まず話したのはこのことだった。
「姿は見えません」
「姿が見えない」
「ミラージュコロイドのようなものかしら」
「そうしたものと考えて頂いて結構です」
まさにそれだというのである。
「しかし場所は既にわかっています」
「そう。だったら」
「後は」
「はい」
また皆に応えるルリだった。
「進むだけです」
「思ったより楽か?」
「いや、相手の手の内が読め過ぎだ」
「そう思うと怖いものもあるわね」
ここまで簡単にわかったからだ。罠ではとさえ思う者も出ていた。
「まさかと思うけれど」
「有り得るけれどな」
「確かに」
「ですが罠ではありません」
それはルリが否定した。
「罠でここまで稚拙な応対をするでしょうか」
「はい、それは絶対にありません」
ユリカがこう答えた。
「よし正確な、あえて言えば演技をします」
「その演技が見られません」
ルリが言うにはこうであった。
「ですからそれはありません」
「それじゃあやっぱり」
「ハッキングの際に全部わかったんだ」
「ですから御安心下さい」
ルリの言葉は続く。
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